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霧島で1泊150万円のリゾート構想

仏ルレ・エ・シャトーが認めた経営者の挑戦

2015年2月13日(金)

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 「我々の組織のメンバーに認定したいのですが、いかがでしょうか?」

 昨春、鹿児島県霧島市の温泉リゾート「天空の森」に突然の連絡が舞い込んだ。相手は、仏ルレ・エ・シャトーだと名乗っている。パリに本部を置く非営利団体の会員組織だ。同じフランスでもミシュランとは一線を画し、ホテルのオーナーやシェフなどの個人や家族経営を中心に、世界60カ国を超える530程度の施設が加盟している団体だ。

世界でも年間20~30軒の認定数

 設立は1954年。加盟には厳格な基準を設け、世界でも年間20~30軒の施設しか認定を得られない。例えば、ワインでは仏ボルドーから米ナパバレーまでの厳選された産地。美食、宿泊施設、文化遺産を対象にしており、モロッコの宮殿やアフリカのロッジなども仲間に入っている。食と旅を巡り、認定された施設は世界のベンチマークの1つとされる。

 ルレ・エ・シャトーのアジア地域を担当するセールスディレクターのアンジェリーン・タン氏は「おもてなし、洗練された魅力、個性、落ち着き、質の高い料理という5つの観点から評価している」と選考基準を話す。

 伏線として、昨春に女性調査員を天空の森に派遣。徹底的に調べ、メンバーに加盟する資質があると判断した。その後、英文の様々な書類をやりとりし、最終的には天空の森のグループ施設に当たる「忘れの里 雅叙苑」が昨年11月に認定を受けた。

(写真:松隈直樹、以下同)

 2月上旬にはルレ・エ・シャトーのCEO(最高経営責任者)ら幹部が来日し、施設を運営する雅叙苑観光の田島健夫社長に「地域とともに栄えましょう。世界に向けて紹介していきます」と語った。

 日本では下記の施設が既にメンバーとなり、九州では雅叙苑が初めての施設だ。田島社長は「ルレ・エ・シャトーが選んだ施設は『絶対に間違いがない』と言われている。世界を見渡す彼らの目に、南九州の小さな旅館がとまったのは、我々が地域の生活文化を大事に守り育ててきたからだろう。日本の地域文化が世界的に認められたことに意義があると思っている」との見解を示す。

日本のルレ・エ・シャトー認定施設
あさば(伊豆修善寺)
オテル・ドゥ・ミクニ(東京)
柏屋(大阪)
神戸北野ホテル(神戸)
強羅花壇(箱根)
青柳(東京)
扉温泉明神館(松本)
別邸仙寿庵(谷川温泉)
べにや無何有(加賀)
レストランサン・パウ(東京)
ラ・ベカス(大阪)
ヒカリヤニシ(松本)
オトワレストラン(宇都宮)
レストランモリエール(札幌)
忘れの里 雅叙苑(霧島)

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「霧島で1泊150万円のリゾート構想」の著者

馬場 燃

馬場 燃(ばば・もゆる)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社の経済部などを経て、2012年4月から日経ビジネス記者。電機・IT業界を担当している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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