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住宅着工が減っても、トイレは売れる?

中古住宅の「楽しさ」が新市場を拓く

2015年2月20日(金)

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 私事なので恐縮なのだが、昨年、中古住宅を購入して、内装のリフォームを進めている。大学院で建築系を専攻したこともあり、友人の建築設計者とともに、間取りや床材をどうするか議論しているところだ。

 新築と違って、中古住宅のデザインは自由度が高くない。それが逆に、「こだわる箇所は徹底的にこだわる」という気持ちを生む。

多様化する住宅すごろくの“アガリ”

 日本では長らく「新築住宅至上主義」だった。高度経済成長期には、“住宅すごろく”なる言葉も飛び交った。新婚時代は小さなアパートを借り、子どもが生まれると広めの賃貸マンションに移る。出世して収入が増えたら新築分譲マンションを買って、最後にそれを売却して、庭付き一戸建てを持つとゴール、というストーリーだ。だが、地価神話の終了で、このすごろくは機能しなくなった。言い換えれば「買うなら新築、最後は戸建て」だったゴールが、ずっと賃貸、最初から中古、買い換えよりリフォーム、といった具合に多様化している。私もその1人で、「むしろ中古こそ手に入れたい」と考えた。

 少し寄り道になるが、理由は3つある。

 1つは立地だ。私が調べた地域では、駅前などの好立地には既にマンションが立っており、後から立つ新築マンションの立地はどうしても見劣りした。2つ目は価格だ。一般的に、日本では住宅の建物価値が、買った瞬間から下がり始め、木造の戸建て住宅は築20年でほぼゼロになるとさえ言われる。こうした慣習への疑問は疑問として、結果として中古住宅は「オイシイ」買い物に思える。建物の性能や老朽化の状況を慎重に見極める必要はあるが、築20年ほどの物件を買えば、その後の価格下落の坂はかなりゆるやかになる。

 だが、最大の魅力は、中古住宅は「楽しい」ことだ。ほどほどのコストで、自分のこだわりを家の仕様に反映できる。

コメント1件コメント/レビュー

個人的な体験から市場の現状がわかる良い記事でした。私も買うなら中古住宅にして、リフォームにこだわりたいです。(2015/02/20)

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「住宅着工が減っても、トイレは売れる?」の著者

島津 翔

島津 翔(しまづ・しょう)

日経ビジネス記者

2008年東京大学大学院工学系研究科修了、日経BP社に入社。建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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個人的な体験から市場の現状がわかる良い記事でした。私も買うなら中古住宅にして、リフォームにこだわりたいです。(2015/02/20)

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