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優秀な中国人を米国から呼び戻せ

シリコンバレーを訪れた中国のエンジェル

2015年3月3日(火)

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 旧正月の休暇を目前に控えた2月上旬、中国の著名ベンチャー投資家である徐小平氏が10人ほどの中国人起業家を引き連れて、米国の西海岸を訪れた。

 集まった起業家たちが手がける事業は様々だ。無人飛行機(ドローン)を開発する企業や人材採用関連のクラウドサービスを手がける企業など多岐に渡る。彼らの共通点は、徐氏と米シリコンバレーの有名ベンチャーキャピタル、セコイア・キャピタルが共同で立ち上げたファンドの出資を受けていることだ。

グーグルやAirbnbなどを訪問

 セコイア・キャピタルといえば、米アップルや米ヤフー、米グーグルなど今や世界を代表する企業に創業間もない時期から投資したことで知られる。一方の徐氏も中国国内では、ベンチャー企業に投資をするエンジェルとしてだけでなく、現在はニューヨーク証券取引所に上場している教育関連企業、新東方教育科技集団の創業者の1人としても知られている。

 中国・上海でSNS向けのスタンプ作成アプリを提供する企業、似顔絵科技を創業した丁焱氏は今回の訪米に参加した起業家の1人。19歳で上海の大学を卒業し、ソニーに勤めたこともある丁氏は徐氏について「ほかの投資家から厳しい意見が出た時も、この人が率いるチームは将来必ずおもしろいことをやると守ってくれた。素晴らしい投資家だ」と語る。

 エンジェルの徐氏と彼が出資する企業経営者たちの一団は、シリコンバレーに1週間ほど滞在し、グーグルや米フェイスブック、米リンクトイン、米Airbnb(エアビーアンドビー)といった著名IT企業を回った。

グーグルを訪れた徐小平氏(左)と参加した起業家の1人の丁氏

 中国人の起業家たちがシリコンバレーの有名企業を回ることには、世界の先端を走るIT企業の息吹を感じ、新たな知己を得て、そして自らの事業を紹介するという意味もあっただろう。だが、中国の起業家たちを米国企業へ連れて行き、視察させることだけが、徐氏の今回の旅の目的ではない。最大の目的は別のところにあった。

 その目的を知るためには、徐氏の経歴に触れなければならない。徐氏は1956年、江蘇省に生まれた。北京の中央音楽学院を卒業し、北京大学で職を得た後、1987年から米国、カナダに留学する。この時の経験を基に、学生向けの留学支援などを行うために立ち上げたのが新東方だった。徐氏が新東方を立ち上げた1990年代後半、米国に留学する人は今ほど多くなかった。少しでも多くの若者に米国で勉強してほしい。そんな思いを持って創業したのだという。

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「優秀な中国人を米国から呼び戻せ」の著者

小平 和良

小平 和良(こだいら・かずよし)

日経ビジネス上海支局長

大学卒業後、通信社などでの勤務を経て2000年に日経BP社入社。自動車業界や金融業界を担当した後、2006年に日本経済新聞社消費産業部に出向。2009年に日経BP社に復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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