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いま改めて聞く「自衛隊が被災するということ」

航空自衛隊・松島基地、指揮官の見た3.11(1)

2015年3月10日(火)

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 東日本大震災から、4年。次の大地震に備えようという私たちの緊張感も残念ながら薄れているいま、改めてあの震災を肌身に経験した人と対話をしてみたい――。そんな“防災の鬼”渡辺実氏が今回訪れたのは、防衛省。当時、航空自衛隊松島基地で指揮官を務めていた時藤和夫空将補だ。

 「さすがに、しっかりしたセキュリティだねえ」。東京・市ヶ谷の防衛省正門で受け付けを済ませた“防災の鬼”渡辺実氏はつぶやいた。振り返ってみれば、これまでインフラ企業などを訪問することの多かったチームぶら防。どこでもセキュリティ・チェックは受けたが、防衛省のそれはひと味違う。電子端末で詳細に情報を記入し、訪問先の相手に確認が取れてはじめて、ゲートを抜けることができる。

 敷地面積22万6755平方メートル。東京ドーム5個分の広さに相当する市ヶ谷駐屯地の敷地は、さすがに広大だ。正門からは市ヶ谷台の坂をのぼって庁舎に向かう。明治期、陸軍士官学校が置かれたこの地には、戦時中は参謀本部が置かれ、戦後も作家・三島由紀夫が立てこもり事件を起こすなど、様々な歴史的事件の舞台となってきた。

 今回、ぶら防が防衛省を訪れたのは、渡辺氏の強い思いがあったからだ。

 「被災地ではまだまだ震災の傷痕は癒えない。けれども、東京ではもう多くの人があの時の不安や緊張感を忘れて、『どうせまだまだ地震なんてこない』と、日常生活では身の回りで災害が起こることなど意識の外になってしまった。

取材に応じてくれた時藤和夫空将補。3.11発災時は宮城県松島基地勤務だった

 人間には、いつまでも不安にとらわれていないで、慣れてしまう、あるいは忘れてしまう、という能力がある。それが救いになる場面ももちろんあるけれど、防災の専門家としてはいつも歯がゆい思いをしてしまうんだ。

 そんな中で、常に非常時に備え続けている自衛隊の人々は、震災から4年になるいま何を考え、何を感じているのか。実際に被災地で活動した人に、是非話を聞いてみたいと思ったんだ」

 今回、対応してくれたのは、防衛省統合幕僚監部 指揮通信システム部長の時藤和夫空将補。現在は市ヶ谷の本省内に勤務している時藤氏だが、2011年3月11日のあの日は、宮城県の航空自衛隊・松島基地に、指揮官として赴任していた。

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「いま改めて聞く「自衛隊が被災するということ」」の著者

渡辺 実

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機管理ジャーナリスト

株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

水原 央

水原 央(みずはら・よう)

ライター/劇作家

東京大学理学部数学科卒業後、ライター、劇作家、ラジオ・パーソナリティとして活動する変わり種。現在は科学の知識を活かして地震や防災の問題をわかりやすく伝える記事を志し、奮闘中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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