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「経験値を捨てる」勇気を持とう

スランプ脱出のカギは「外」と「友」にあり

2015年3月10日(火)

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 毎日、働いていると様々な壁が立ちはだかります。その壁を乗り越えられず結果が出ない、いわゆる“スランプ”に陥った時、皆さんはどうしますか? 「1人でじっくり考える」「第三者の意見をいろいろ聞いてみる」「書籍などからヒントを探す」など、脱出するためのきっかけを模索したり、必死に悩んだりすると思います。

水泳の問題を水泳の世界だけで考えない

 競泳の世界でも一度スランプに陥ると、なかなか抜け出せない選手がいます。そんな中で、大なり小なりスランプを乗り越えて、結果につなげた選手たちの共通項を改めて考えると、「視野を広げる」「自身の経験を打ち破る」という2つのキーワードが浮かびます。つまり、「泳ぎの問題を競泳の世界の中だけで考えない」「経験値だけで判断しない」ということが脱出のカギになるのではと思うのです。

 具体例をご紹介しましょう。毛利衛という選手がいます。そう、あの宇宙飛行士の毛利衛さんと同姓同名で、東洋大学1年生の平泳ぎの選手です。インターハイの決勝に残る実力を持ち、泳ぎのセンスもいい。ただ、練習ではすごく頑張っていいタイムを出すのに、肝心の試合ではガチガチに緊張してしまい、練習の成果がなかなか結果に結びつきませんでした。

 例えば、200mの平泳ぎにおいて、ゴールまでの最後の50mは、毛利の場合、焦りからかテンポを極端に上げすぎて26回ほど手をかいてしまう。大きく伸びていくような泳ぎができず、ストロークが多くなる分、労力がかかってしまいます。タイムが良ければいいですが、当然ながら良くない。北京五輪で北島康介が、あえてゆっくり大きなストロークで泳ぎ、金メダルを獲得したことをご存じの方も多いかと思いますが、そうした伸びやかな泳ぎを試合で実践するのは、「タイムが落ちるかもしれない」という恐怖心が働くため、相当な覚悟が必要になります。

「「世界で勝てる人」を育てる~平井伯昌の流儀」のバックナンバー

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「「経験値を捨てる」勇気を持とう」の著者

平井 伯昌

平井 伯昌(ひらい・のりまさ)

競泳日本代表ヘッドコーチ

北島康介、中村礼子、寺川綾、加藤ゆか、上田春佳を五輪メダリストに育てた競泳トップコーチ。リオ五輪でセンターポールに日の丸を掲げるべく、荻野公介、山口観弘らを指導中。東洋大学准教授、水泳部監督も務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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