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東京だけですべての問題が解決できるわけじゃない

第2回:地方のベンチャーを育てる仕組みを作ろう

2015年4月9日(木)

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ベンチャーブームが続いている。前回は毎週木曜日の早朝に開催されるベンチャーのプレゼンの場「Morning Pitch(モーニングピッチ)」がどのように生まれてきたかを聞いた。そして、今回は、同イベントの仕掛け人であるトーマツベンチャーサポート事業統括本部長の斎藤祐馬氏が、その中でもこのところ地方ベンチャーに注目する理由について考えていく。

このところは地方のベンチャー支援にも力を入れていらっしゃいます。なぜ今、地方なのでしょうか。

斎藤:ずっとベンチャーを支援してきて感じているのが、ベンチャーは力はあるのに、世の中での認知は低くてなかなかマスになりづらいところがあります。例えば最新のテクノロジーであるがゆえに、一部の人だけが関わっていることが多い。

社会課題を解決するベンチャーが増加

 ただひと口にベンチャーと言っても、中身は様変わりしてきています。1990年代後半から2000年代前半にかけてITが世に出てきて、ITベンチャーというだけで投資が受けられるような時代もありました。その一方で未成熟であるがゆえにさまざまな失敗も見られました。特にライブドアショック後に金銭的なインセンティブがあまり見込めない状況で、わざわざ起業した人たちがここにきて数多く活躍しているのです。

 そこでは2010年代型と呼べるような、社会課題を解決しようというベンチャー企業が増えてきています。

なるほど、確かにそうかもしれない。

トーマツベンチャーサポート事業統括本部長の斎藤氏。「ベンチャーの成長が地方を活性化する」と見ている(写真:菊池一郎、以下同)

斎藤:社会課題への取り組みって、何か強い意志がないと続きません。お金も全然集まらず、マスにもなりづらい。いまの日本の大きな課題の1つは少子高齢化だと言われています。いろいろな本によるとそもそも地方と都会では出生率が全然違うので、東京に人が集まれば集まるほど日本全体の人口が減少して地方も過疎化していくという。

 なぜ地方の若い人は東京に来るのかというと、地方に仕事がないわけではなく、面白い仕事がないからだと思うのです。もし地方に面白い仕事をどんどん生みだすことができれば、大枠で見ればそういう少子高齢化といったことにも対峙できるし、ベンチャーがもっと注目されると思うんです。

 そうした中で地方のベンチャーをきちんと支援していくことが、日本全体にとってもいいことだと思います。また、ベンチャーというものをもっと世の中に根付かせていきたいという僕自身の意志とも合致している。だからいま地方に目を向け始めたのです。

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「東京だけですべての問題が解決できるわけじゃない」の著者

斎藤 祐馬

斎藤 祐馬(さいとう・ゆうま)

デロイト トーマツ ベンチャーサポート事業統括本部長

1983年愛媛県生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、2006年にトーマツに入社。2010年にベンチャーを支援するためにトーマツ ベンチャーサポート(現 デロイト トーマツ ベンチャーサポート)を事実上立ち上げた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授