• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ニューヨーク市や証券市場の景況に「バブルの兆候」

2015年4月7日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 米国で住宅バブルが崩壊したことにより世界経済が被った痛手を、株価など別のバブルが膨らむのを容認することで癒そうとするかのような金融緩和を、先進各国の中央銀行が維持・強化している。

 米国では主要株価指数が最高値圏で推移しており、1999~2000年頃の「IT(情報技術)バブル」局面で主役を務めたナスダック総合指数が5000を突破し、当時記録した史上最高値に迫る場面もあった。

 ウォール街がある米ニューヨーク市の経済は、金融業の盛衰によって大きな影響を受ける。株価の上昇が進んでバブルの域に達すれば、金融業以外の業種を含め、同市の経済はかなりの活況を呈することになる。

 ニューヨーク地区連邦準備銀行(NY連銀)は、管轄する地区内の経済の現況を示す指標を定期的に公表しており、ニューヨーク州とニュージャージー州の指数に加えて、ニューヨーク市のみを対象にした指数もある。雇用、実質賃金、失業率、製造業における週平均労働時間に関するデータから作成された合成指標が「CEI指数(Indexes of Coincident Economic Indicators)」であり、NY連銀のホームページ上で今年1月分までが公表されている。

NY市のCEI指数は右肩上がり

 ニューヨーク市のCEI指数は、基調としては右肩上がりで推移してきている(指数の上昇は景気拡大、低下は景気収縮を示す)<図1>。

■図1:ニューヨーク市のCEI指数
(出所)米ニューヨーク連銀

 しかし、これをただ眺めるだけでは工夫が足りず、ほとんど何も分からないので、前年同月比を作図してみよう<図2>。すると、米国で何らかのバブルが発生していた時期(上記の「ITバブル」局面と2004~07年頃の住宅バブル局面)に、ニューヨーク市のCEI指数が前年同月比プラス幅を拡大していたことが分かる。

■図2:同上 前年同月比
(出所)米ニューヨーク連銀資料より筆者作成

 そして足元でも、2009年春から約6年の長きにわたり株価上昇局面が続いてきた中で、前年同月比プラス幅はかなり大きくなっている。今年1月分は前年同月比+6.5%で、住宅バブル局面のピークを既に上回っている。

 では、やはり株価が高値圏で推移している日本の状況はどうだろうか。

コメント0

「上野泰也のエコノミック・ソナー」のバックナンバー

一覧

「ニューヨーク市や証券市場の景況に「バブルの兆候」」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授