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お金と人、どっちが大事? 誌上対決 現場力vs経営理論

特別対談 遠藤功ローランド・ベルガー日本法人会長(下)

2015年4月24日(金)

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遠藤功ローランド・ベルガー日本法人会長(左)と、本コラム著者の入山章栄・早稲田大学ビジネススクール准教授(写真=陶山勉、以下同)

 米国で経営学を教えていた入山章栄・早稲田大学ビジネススクール准教授による当連載、今回は、特別ゲスト・遠藤功ローランド・ベルガー会長との対談の後編である。2人は早稲田大学ビジネススクールのゼミで学生を集める1位、2位の人気教授。実践の遠藤氏、理論の入山氏と水と油に思えるが、実はすっかり意気投合している。全く逆に見える2人による、リアルな「現場論」とは?。

(構成:片瀬京子)

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遠藤:エクセレントカンパニーが共通して大事にしているのは価値観の共有ですが、私は「人間らしさ」もキーワードだと思っています。問題はその人間らしさをどう解釈するかですが、非常にシンプルに言えば、現場で働く人たちの目がいきいきしていたら、たとえ目先の業績が悪くても、そこはいい会社です。業績は必ず良くなります。

 逆に、たとえ目先の業績が良くても、現場で働く人たちの目が死んでいたら、その会社はやがてダメになります。ただ、これを証明するのは難しい。

入山:最近ご覧になった、現場の方の目がいきいきしている会社というとどこがありますか。

現場がいきいきしている給食の会社

遠藤:ソシオークグループの葉隠勇進という会社ですね。ここは給食サービスの会社です。

昔は、病院の給食はおいしくないと言われていましたよね。ところがこの会社は、とても美味しい給食を提供しています。学校向けや社員食堂向けも手がけていますが、最も得意としているのは病院や介護施設向けです。

 なぜおいしい病院給食にこだわるかというと、この会社は、現在の社長のおばあさんが、おいしい手作りのお弁当をつくる会社としてスタートしたからです。お弁当を売っているうちに、社員食堂もやってくれないかとオファーを受けて、事業を拡大させていきました。だから、おいしさにこだわりがあるんです。

 ただ、病院や介護施設の給食は、おいしいだけではすまされません。たとば、重湯、三分がゆ、おかゆ、ご飯、全部をつくらなくてはならないし、食材も小さく刻んで食べやすくするなど、実に手間がかかります。

KnowingからBeingへ

 その現場で働く人たちは、おいしさと食べやすさが両立する給食をつくろうという大きな使命感を持って働いています。一番感動したのは、現場で「自分の父親や母親に食べさせるつもりでつくりなさい」と指導しているのを聞いたときです。他の会社で、こうした気持ちで働いている人がどれだけいるだろうかと思いました。

 現場の持っている力は本当に大きい。経営者の想像を超えるようなことをする可能性があります。単純に儲かるとか、儲からないとかを超えた何か、それが「人間らしさ」ではないかということに、世界は少しずつ気がついているのではないかと思います。

コメント2件コメント/レビュー

本人たちは現場の気持ちに寄り添ってコメントしているように思っているのかもしれないが、非常に上から目線で、偉そうで、「人間らしくない」内容であったと感じます。いま日本企業の現場の人間が日々悩み、格闘している問題と、上場の話やビジネススクールの話はあまり関連がありません。人口が減少し、外国人労働者に現場の人間が取り替えられている中で、一部上場企業の経営者やエリート社員だけを対象にしたかのような話をしても、日本企業の生産性が高まり、稼ぐ力が復活するとは感じませんでした。残念です。(2015/04/24)

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「お金と人、どっちが大事? 誌上対決 現場力vs経営理論」の著者

入山 章栄

入山 章栄(いりやま・あきえ)

早稲田大学ビジネススクール准教授

1996年慶応義塾大学経済学部卒業。98年同大学大学院経済学研究科修士課程修了。2008年、米ピッツバーグ大学経営大学院より博士号(Ph.D.)を取得、米ニューヨーク州立大学ビジネススクール助教授を経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

本人たちは現場の気持ちに寄り添ってコメントしているように思っているのかもしれないが、非常に上から目線で、偉そうで、「人間らしくない」内容であったと感じます。いま日本企業の現場の人間が日々悩み、格闘している問題と、上場の話やビジネススクールの話はあまり関連がありません。人口が減少し、外国人労働者に現場の人間が取り替えられている中で、一部上場企業の経営者やエリート社員だけを対象にしたかのような話をしても、日本企業の生産性が高まり、稼ぐ力が復活するとは感じませんでした。残念です。(2015/04/24)

この話には、「女性」や「別会社から常駐している派遣社員」は関係がない。むしろ、無視している。生産性がないどころか社会に悪影響を与える記事だと思ってので投票は「ためにならない」「読まなくていい」に入れました。(2015/04/24)

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長