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「私という人間は春田と2人で社長だった」DeNA南場氏の思い

「二人羽織経営」の内幕(後編)

2015年4月20日(月)

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 ディー・エヌ・エー(DeNA)創業社長で現取締役の南場智子氏には、不可欠なパートナーがいた。「黒子」として常に側にいた会長の春田真氏だ。
 南場氏曰く「二人羽織経営」。南場氏にとって春田氏は、高い能力を持つ希少なプロフェッショナルであり、些細なことも含め陰で支えてくれる“女房”役でもあった。南場氏は後任社長を託した守安功氏にも絶大な信頼を置いているが、春田氏への信頼はそれとは異質と言える。
 そうした2人の関係性はこれまで語られてこなかったが、今年6月の春田氏の退任を機に、南場氏がインタビューに応じた。前編(「プロ野球参入・公取委立ち入り、DeNA春田氏が明かす舞台裏」)では春田氏が激動のベンチャー史を赤裸々に語った。後編では南場氏の視点で春田真氏とともに歩んだ二人羽織経営の15年を振り返る。

 昨年4月、DeNAの創業社長である南場智子が現場復帰した。大病を患った夫の看病を理由に社長を退き、非常勤の取締役となっていたが、寛解したことからフルタイムで働き始めた。家人を懸命に看護した経験から、遺伝子検査サービス「MYCODE」を立ち上げるなど、主に新規事業に精を出す。

 そうした個別事業は別として、経営についての取材は「自分は社長ではない」との理由から応じてこなかったが、今回は珍しく「OK」が出た。「春田氏への思いを聞きたい」という問いに、南場氏は開口一番、「寂しいよ」と答え、こう続けた。

「体が半分そがれるようなもの」

DeNA創業者の南場智子取締役(撮影:陶山勉、南場氏の写真は以下同)

 「いや、もう春田さんへの思いというのは、大変ですよ(笑)。たぶん誰にも分かってもらえないくらい私、彼と親しいんです。彼は私の一番の相棒で、私は二人羽織で社長をやっていた。なので、彼がいなくなるというのは、本当に体が半分そがれるようなものなんです」

 「私が社長のときは相当、彼といろいろなことを相談して進めていました。何かあればすぐに春田さんの部屋に行って。『こうしようと思うんだけど、どう思う?』とか『こんな人からメールが来たんだけど、返事はこれでいいかな』とか、些細なことまで含め、すごく時間を使っていた。とにかく相棒ですよね」

 相棒、二人羽織――。そう南場氏は評するが、違う見方をすれば「デコとボコ」と言えるくらい、2人はタイプが違った。だからこそ、2人の二人羽織は成立した。南場氏が話す春田氏の人物評はじつにユニークであり、いかに自身とは対照的な存在と見ていたかが分かる。

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「「私という人間は春田と2人で社長だった」DeNA南場氏の思い」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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