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【番外編】 シリコンバレーから日本の高校生への真っ直ぐなメール

2015年5月7日(木)

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シリコンバレーでのキャリアに不安を覚えます

Q 将来、シリコンバレーで働きたいと思っています。ですが最近、シリコンバレーは暮らしにくく、非人間的な場所であるという意見を見聞きするようになりました。エンジニアの給料は確かに高いが、その分、家賃や物価も高く暮らすにはすごくお金がかかる、会社が傾けば簡単にクビになる、残業や休日出勤手当なんてものは一切出ない、家族手当や通勤手当の類のものは皆無、退職金という仕組みもない等々。40歳を超えたエンジニアは新しい発想が浮かばないとされ、管理職以外はお払い箱とも聞きます。そうした話を聞くとどうしても不安になってしまいます。

高校生・男

ミツハシ:ゴールデンウイーク期間中、今日は会社をお休みされている方も多いかもしれませんね。今回は趣向を変えて、「乗り移り人生相談」には絶対に舞い込まないであろう悩みを取り上げます。相談者は大阪の高校生。この悩みをシリコンバレーからサロン・ド・シマジに運んできてくれたのは、「乗り移り人生相談」愛読者にしてエバーノート日本法人会長のホカムラさんです。

ホカムラ:シマジさん、ミツハシさん、お久しぶりです。今日お持ちしたのは、ぼくよりずっと年下なんですが、思いやりが深くて能力もあって、ぼくがいろんな意味で尊敬する上杉さんというシリコンバレーで頑張るエンジニアが、日本の高校生に宛てて書いたメールです。

シマジ:いいね。年下であってもさらりと「尊敬する」という言葉を使えるのは。ホカムラさん、素敵ですよ。俺にも親子ほど、あるいは孫ほど年齢が離れた若者で尊敬する友達が何人もいます。

 先ほどメールを読ませてもらったけど、この上杉さんの「生き残れているのは、助け合っているから」というのは至言だね。俺も常々「人生は運と縁」と言っているが、ひとりの人間にできることなんてタカが知れている。ホント、俺なんかアカの他人の七光りで生きているようなものですよ。

ホカムラ:それはぼくも同じです。シリコンバレーは個人のアイデアや技術がモノを言う世界のように思われています。もちろん、それも大切ですが、実はもっと大事なのは人的ネットワーク。「あいつは信頼に足る奴だ」と思ってくれる人たちの数が重要なんです。

 ぼくはそうしたネットワークにずっと助けられてきた。だから、その恩返しをしたいと思って、若者たちがいいネットワークを作る手助けをしています。そのひとつとして、一昨年の夏、上杉さんと一緒に大阪の天王寺高校に行き、高校3年生相手に「アメリカの大学にちゃっかり入ろう」講座を2人でやったんです。

コメント7件コメント/レビュー

回答者は生きて行くために大事なポイントをうまく把握されていると思います。自らを省みると、外資への転職と唯一の日本人としての欧州本社勤務が契機となりやっと自分自身の使い道らしきもの(価値?)に思い当たった、というところでしょうか。追い込まれる環境に身を置くことで更に成長できたり、日本人にはない発想や考え方に触れることが常態化すると自身には見えない(良い意味での)内面的変化も生じるでしょう。機械設計で社会人スタートし、五カ国語を使い多国籍メンバーと仕事する立場になり、還暦を過ぎても時代の変化に対応するため日々あがいています。同一の仕事を何年も続ける(ことができる)人は多くないと思いますし、ダーウインの指摘どおり「変化に対応」できることが生き延びる条件だと実感します。四十歳過ぎであれ、変化に対応できればそう心配することもないと思います。相談者は日本人としてのベースをしっかり持った上で、世界各国で活躍されるように期待します。(失業中)(2015/05/08)

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「【番外編】 シリコンバレーから日本の高校生への真っ直ぐなメール」の著者

島地 勝彦

島地 勝彦(しまじ・かつひこ)

コラムニスト

「週刊プレイボーイ」の編集長として同誌を100万部雑誌に。各誌編集長を歴任後、2008年11月集英社インターナショナル社長を退き、現在はコラムニスト。シガーとシングルモルトとゴルフをこよなく愛する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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回答者は生きて行くために大事なポイントをうまく把握されていると思います。自らを省みると、外資への転職と唯一の日本人としての欧州本社勤務が契機となりやっと自分自身の使い道らしきもの(価値?)に思い当たった、というところでしょうか。追い込まれる環境に身を置くことで更に成長できたり、日本人にはない発想や考え方に触れることが常態化すると自身には見えない(良い意味での)内面的変化も生じるでしょう。機械設計で社会人スタートし、五カ国語を使い多国籍メンバーと仕事する立場になり、還暦を過ぎても時代の変化に対応するため日々あがいています。同一の仕事を何年も続ける(ことができる)人は多くないと思いますし、ダーウインの指摘どおり「変化に対応」できることが生き延びる条件だと実感します。四十歳過ぎであれ、変化に対応できればそう心配することもないと思います。相談者は日本人としてのベースをしっかり持った上で、世界各国で活躍されるように期待します。(失業中)(2015/05/08)

自身のことと伝聞とをしっかり分け自分の言葉で正直に伝えられていることに素直に素晴らしい回答だと感じました。技術力も大事だけど、本当に大切にすべきは自身の信用にコミュニティー、当たり前のことなんだけど改めてそう思わせられました。質問した高校生本人だけでなく、大人もはっと気づかされるのではないでしょうか。(2015/05/07)

日本の教育機関では幼稚園から大学院まで、どこも社会に出て生きてゆくときに大切な様々な事柄を教えてくれない。学問は授けてくれるし、学問的思考能力を鍛えると言う謳い文句のもと、思考訓練(のようなこと)はしてくれるかもしれないが、ほとんどは知識の詰め込みに過ぎない。人が生きてゆく術は、「社会勉強」として学外活動や、就職後に企業内での教育や実務経験を通して身に着けるしかないが、こうした実務的な知識や経験や訓練と言うものを職業校以外の「学校」で「教育」しないのは何故なのだろう。まれにこうした事を教科に組み込んでいる学校があると、「画期的な教育方針」として称えられたりするのだが、アカデミックな「学問」より実学の重要性、必要性の方が人生にとって明らかに高いのではないか。アカデミックなリベラルアーツも、地に足をつけて生きるための実学も、どちらも「学校」で「教育」してはどうかと思う。(2015/05/07)

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