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なぜアメリカの便器は詰まるのか?

ラスベガスと米国を席巻したTOTOの凄技

2015年5月11日(月)

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 欲望が渦巻く米ラスベガス――。この街で、高いシェアを誇っている日本製品があるのをご存じだろうか。それはTOTOの便器だ。ラスベガス一の目抜き通り、ラスベガス・ストリップ(大通り)の80%のホテルがその製品を採用しているという。

ラスベガス・ストリップに面したホテルの80%が採用している

 2月以降、カンファレンスでラスベガスを2回訪れたが、確かにあちこちのホテルでTOTOの便器を目にした。もちろん、TOTOの便器が人気なのはラスベガスに限った話ではなく、全米の住居や公共施設を中心に採用が広がっている。

 それは業績にも顕著に表れている。

 4月30日に発表されたTOTOの2014年度決算は消費増税の反動で減収減益だったが、米国を含む米州の売上高は2億5100万ドル(前期比8%増)、営業利益で1350万ドル(同14.4%増)と好調を維持した。米国の便器市場は工業会などの統計がないため正確なシェアは分からないが、同社では中高級品市場でコーラー(Kohler)に次ぐ2位のポジションを確保しているとみる。

 TOTOが中国やASEAN(東南アジア諸国連合)で売上高を大きく伸ばしていることは広く知られているが、米国事業も負けず劣らず良好だ。

水道屋の口コミでシェア拡大

 それでは、なぜ米国でシェアを拡大しているのか。中国や東南アジアは温水洗浄便座「ウォシュレット」や渦巻き状に水を流す「トルネード洗浄」、紫外線照射による殺菌など商品の機能を富裕層に訴求することでシェアを伸ばしている。

 ところが、米国では様相が異なる。米国でも品質や機能性が差別化要素になっているのは間違いないが、米国の場合、Plumber(水道屋)の口コミによってシェアが拡大したのだ。

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「なぜアメリカの便器は詰まるのか?」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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