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欧州のスマホ世代が、メディアにお金を払う理由

雑誌版「iTunes」、オランダで急成長

2015年5月22日(金)

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オランダでメディア・ベンチャー「Blendle」を起業したマーテン・ブランケスタイン氏(右から2人目)

 有力なサービスを持つ企業が、カニバリゼーション(共食い)を恐れて、新たなサービスの参入に遅れてしまう――。新聞や雑誌を中心としたメディア業界は、米ハーバード大学のクレイトン・クリステンセン教授の指摘する「破壊的イノベーション」によって事業環境が激変した典型例と言える。

 インターネット、スマートフォン、そしてビッグデータと、次々と登場する新技術が、今も既存の新聞社や出版社を揺さぶり続けている。そんな中で、既存メディアはどう対応すればいいのか。筆者はかつて、雑誌のデジタル化プロジェクトに関わったこともあり、「メディアの未来」をテーマに取材を続けている。

 ここロンドンでも、「メディアの未来」「ジャーナリズムの未来」に関する議論は盛んで、毎週のようにイベントが開かれている。英国、ドイツ、デンマーク、アイルランド、オランダ…。各国のメディア関係者への取材を重ねてみて改めて理解できたのは、皆、直面している課題が同じだということだ。

28歳の元ジャーナリストがベンチャー立ち上げ

 それは、言うまでもなく新しいビジネスモデルの確立である。紙メディアが減少する中、それを補って余るまでの収入を、どの企業もデジタル事業から稼ぐことができないでいる。

 もちろん、すべての紙メディアがそうであるとは断言できないが、欧州でも、規模の大きな新聞社や出版社ほど、事業構造の転換に苦心している。

 ではなぜ、事業転換が進まないのか。「経営トップの意識」「組織の意識改革」「人材不足」など、様々な理由や原因が挙げられるが、先日ロンドン市内で開催されたメディアイベントで、ある面白い意見を持つ若者に出会った。

 彼の名はマーテン・ブランケスタインと言う。オランダで2013年に「Blendle」というベンチャー企業を創業した、28歳の元ジャーナリストである。

 ブレンドルは端的に言えば、雑誌・新聞のデジタル版を提供するサービスである。オランダ国内で販売されている約80種類の新聞や雑誌を網羅し、スマートフォンやタブレットでどこでも閲覧できる仕組みを提供している。

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「欧州のスマホ世代が、メディアにお金を払う理由」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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