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斜陽の工場を輝かせたのは、お客の「ありがとう」

第4回:ライフスタイルアクセント 山田敏夫社長(後編)

2015年5月29日(金)

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“日本の工場から、世界一流のブランドを作る”という目標を掲げ、熊本発のベンチャー企業ライフスタイルアクセントが立ち上げた日本初のファクトリーブランド専門ECサイト「ファクトリエ」。そこで販売されている製品は日本各地の工場で作られている。レディースニットを手掛けるのは新潟県のフォルツ、シャツは熊本県のHITOYOSHIなど、いま全国14の工場と提携している。地方創生が叫ばれる中で、山田敏夫社長は地方の工場とどのように向き合っているのか。

(聞き手はトーマツベンチャーサポート事業統括本部長、斎藤祐馬氏、前回の記事はこちらをご覧ください)

斎藤:工場探しの中で、地方企業であることを意識していたのでしょうか?

山田:東京だから、地方だから、という意識で工場を探しているわけではありません。日本のいいものを世に伝えたい。だから本当にいいものを作る工場を探して、結果的に日本全国の工場とおつきあいさせていただくようになりました。

斎藤:一方でお客さんはどうやって集まっているのですか。

広告費ゼロでもお客は集まる

山田:一番大きいのはやはりクチコミですね。宣伝広告は一切していませんので。

斎藤:宣伝広告費はまったくのゼロ?

「広告よりもいい工場を探すことにお金を使いたい」という山田社長(写真:菊池一郎)

山田:ゼロですね。その予算があるのなら、新しい工場を探すための交通費に使っています。ただ、個人的に感じているのは、お客さんは本当にいいものはリピートしてくださいますし、周囲にも紹介してくださる。どれだけそのいいものを広めていけるかが大切だと思っています。

 例えばファッション雑誌でファクトリエの服を外国人モデルが着ていてもあまり売れないでしょう。日本の工場が減ってものづくりが衰退していく中で、それをどうにかしたいという思いがある。私たちの場合は、世界のトップブランドに負けないメード・イン・ジャパンを工場から直接安く買える仕組みをつくって、という文脈ありきで理解してもらったほうがいい。だから、口コミとかリピートが圧倒的に多い。

斎藤:なるほど。ところで、いま商品としてはどんなアイテムがあるのですか

山田:シャツをはじめ、カジュアルシャツやポロシャツなどメンズで10カテゴリーぐらい、レディースで5カテゴリーくらいです。このトレンチコートは英国の有名ブランドのものを作っている工場製なんですが、普通に買うと30万円ぐらいするものです。

 それを9万円で販売したところ、1週間で100着が完売しました。個人的にも10万円近いコートを試着なしで、インターネットで売れるのか半信半疑でしたけど、お客さんたちはファクトリエがやっているんだったら、と信頼してくださった。実際に交換依頼とかもゼロです。

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「斜陽の工場を輝かせたのは、お客の「ありがとう」」の著者

斎藤 祐馬

斎藤 祐馬(さいとう・ゆうま)

トーマツ ベンチャーサポート事業統括本部長

1983年愛媛県生まれ。慶應義塾大学を卒業後、2006年にトーマツに入社。、2010年にトーマツ ベンチャーサポートを事実上立ち上げた。公認会計士でもある。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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