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レストランと溶け合うスーパーマーケット

常識を越えて日々進化、米国小売業の最前線

2015年5月29日(金)

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 ニューヨークの23通りに不思議な店がある。

マディソン・スクエア・パークの目の前にあるイータリー

 23通り沿いの入り口から中に入れば、色とりどりの野菜や果物が目の前に、5番街から入れば輸入チョコレートやコーヒー、パイやクッキーなどのペーストリーが並んでいる。人であふれた店舗を分け入ると、20種類は優に超える生パスタ、フランスパンやパニーニなどが並ぶベーカリー、目にも鮮やかな乾燥熟成肉、チーズやサラミ、新鮮な魚介類やトマト缶、高級バルサミコ酢やオリーブオイル、鍋釜皿に料理本などこだわり抜いた商品が鎮座している。その光景は、高級イタリア食材店の趣である。

23通り沿いの入り口を入ると青果売り場が広がる

素材売り場と外食、学びの場が融合!

 だが、ここはただの高級スーパーではない。店の中心部、最も人の往来が激しい場所にバーカウンターがあり、仕事帰りのニューヨーカーがチーズをアテにシャンパングラスを傾けている。もちろん、立ち飲みカウンターだけでなく、イタリアンシーフードを扱う店や季節野菜をつかった料理が自慢の店など7つのレストランもある。どの店も店内で扱っている素材を使っており、チーズやサラミで一杯やることも可能。オシャレな市場で立ち飲みする感覚だ。

店の中心にはバーカウンターも

 さらに、食文化への理解を深めるために、有名シェフを招いた料理教室や食事に合わせたワインの楽しみ方、生産者を招いた懇親会などのイベントも定期的に開催されている。生鮮売り場の隣では、鮮魚の三枚おろしよろしく野菜の皮やへたをむいてくれる野菜ブッチャーという変わったサービスも。とにかく飽きない店である。

 ここはイータリー(Eataly)。基本はイタリア食材を扱う高級スーパーだが、素材売り場としてのスーパーとフードサービス、そして学びの場が融合した新しいタイプの店だ。

 イータリーの創業は2007年で、現在はイタリアや米国、ドバイなど世界中に27店舗を持つ。NY店の開業は2010年。NY店ほど飲食の部分が際立ってはいないが、日本にも13店舗あるのでご存じの読者も多いだろう。

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「レストランと溶け合うスーパーマーケット」の著者

篠原 匡

篠原 匡(しのはら・ただし)

ニューヨーク支局長

日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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