• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

青天の霹靂 上野広治・競泳委員長交代案

改めて「勝てる人を育てる」リーダーとは

2015年6月1日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 5月26日、日本水泳連盟の上野広治・競泳委員長の「交代案」が報じられました。青天の霹靂とは、まさにこのようなことを指すのでしょう。そしてその後、日刊スポーツの取材に対し、リーダーである上野さんの交代が事実なら、私も全日本ヘッドコーチを辞任する考えを示しました。

 8月にはロシア・カザンで世界選手権があり、来年にはリオデジャネイロ五輪が迫っています。我々は、全日本チーム史上最多の11個のメダルを獲得したロンドン五輪の後、リオ五輪での更なる躍進を目標に掲げ、その間の4年を最大限に生かすべく、いかに選手たちが成長しやすい環境を整えるかをひたすらに考え、取り組んできました。そうした環境整備には時に様々な障壁が立ちはだかりましたが、そのたびごとに各方面と迅速かつ徹底的に交渉し、その道筋を切り開いてきたのが、上野さんです。

メダルゼロからの再建

 史上最強とうたわれながらメダルゼロに終わった1996年のアトランタ五輪後に日本代表ヘッドコーチに就き、2007年に競泳委員長に就任。以降、2000年のシドニー五輪から2012年のロンドン五輪までで、競泳チームが獲得したメダルは計28個。文字通り、低迷していた全日本チームを再建した名リーダーです。

 そんな“上野体制”の成績が低迷しての人事案ならともかく、そんな状況にはない。では、リオ五輪が迫るこの大事な時期になぜリーダーを変える必要があるのか。競泳委員長が果たしている役割が正しく理解されていないのではないか。本当に代表選手たちのことを一番に考えてのことなのか…。人事案に関する意図が、現場に明確に伝わってこない状況にあって、様々な疑問が浮かびました。

 その後、一部のメディアで「上野さんには、2020年東京五輪の水泳界全体(シンクロナイズドスイミングや水球、飛び込みなども含めた)の強化を担う役職に就いてもらうため」「東京五輪以降の強化も考え、後進を育てるための人事」などと報道されました。しかし、それにしてもなぜこのタイミングなのか、納得はできない。

「「世界で勝てる人」を育てる~平井伯昌の流儀」のバックナンバー

一覧

「青天の霹靂 上野広治・競泳委員長交代案」の著者

平井 伯昌

平井 伯昌(ひらい・のりまさ)

競泳日本代表ヘッドコーチ

北島康介、中村礼子、寺川綾、加藤ゆか、上田春佳を五輪メダリストに育てた競泳トップコーチ。リオ五輪でセンターポールに日の丸を掲げるべく、荻野公介、山口観弘らを指導中。東洋大学准教授、水泳部監督も務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

「タイム・トゥ・マーケット」で売らないともうからない。

栗山 年弘 アルプス電気社長