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定額制音楽配信「AWA」の衝撃、舞台裏をトップが語る

エイベックス松浦社長、サイバーエージェント藤田社長インタビュー

2015年5月30日(土)

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定額制音楽配信アプリ「AWA」。5月27日、iOS・アンドロイド向けアプリの配信が開始された

 欧米に後れること数年、日本にもようやく定額制音楽配信の波がやってきた。5月27日、音楽配信サービス「AWA」のスマートフォン向けアプリが登場。国内主要23のレコード会社が提供する数百万曲がストリーミングで聴き放題となるサービスで、利用開始から90日間は無料で体験できる。以降は、月額1080円を支払えばすべての機能が利用可能。2015年末までに約500万曲、2016年末までに1000万曲の提供を目指している。機能が制限された月額360円のプランもある。

 世界は、1曲ごとに音楽を買う(ダウンロード購入)文化から、定額を払い膨大な楽曲を自由に選んで再生する文化へと移行しつつある。こうした新手の音楽配信は「サブスクリプション型」と呼ばれ、欧米では新たな音楽消費の形として定着しつつある。

 その本格派が日本でも登場したとあって、期待度は相当に高い。iOS向けアプリストアの「App Store」では、配信直後からミュージックカテゴリでダウンロードランキングの1位をキープ。29日には総合ランキング(無料)でも、ゲームやメッセンジャーなどの人気アプリを抑え、1位となった。

 AWAを運営するのは、レコード大手のエイベックス・グループ・ホールディングスとサイバーエージェント。折半出資で同名の新会社を設立、主にエイベックスが音楽の調達を、サイバーエージェントがアプリ開発を担う。なぜ2社は定額制音楽配信に参入したのか。そして、実現できたのか。AWAを仕掛けたエイベックスの松浦勝人社長と、サイバーエージェントの藤田晋社長が、新事業の舞台裏を明かした。

エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長(左)とサイバーエージェントの藤田晋社長がそろって取材に応じた(撮影:陶山勉、以下同)

立ち上がりが非常に好調のようですね。

藤田:この手のアプリでは、今まで見たことないようなスピードでダウンロードされています。音楽カテゴリーでは、いきなり1位になりました。実際に使っていただいた方には、今までの音楽体験とは、まったく別物だと感じていただけていると思います。

 AWAは、聴き始めるとキリがないサービス。私はテストアプリを使って1カ月くらい経ちますが、音楽を聞く時間が本当に“爆増”しました。昔を思い出して「ヴァン・ヘイレン」を聴いたり、あまり聴いていなかったけれど「BUCK TICK」をかけてみたり。とにかく、音楽を聴くことへのハードルが全然ないですね。

多様な音楽との“出会い”の機会

松浦:サブスクリプションというサービスは世界ではもう5~6年前からある。けれど、日本にいるとなかなか利用することがない。私はこういう業界にいるので、色々なサービスを使ってきました。ですが、「何でも聴けるから何かを聴こう」となった時に、何を聴いたらいいか、詰まってしまうんですね。聴きたい曲がたくさんあることはあるのですが、すぐに、あるいは次々と思い出せない。

 ましてや、このサービスは、意欲的に自分の意思で音楽を買っている人ではなく、昔買っていた人、もしくは昔は音楽を聴いていたけれど、今は聴いていない人に向けたものです。そうした人たちは、数曲は思い出せても、何十曲、何百曲と能動的に思い出すことは難しい。数百万曲もの楽曲が聴き放題と言っても、何かヒントになるようなものがないと思い出せない、使いこなせないだろうと。

 そこで、検索機能はもちろんありますが、音楽と出会うための「リコメンド(おすすめ)」機能を充実させました。好みのジャンルや視聴傾向から、その人が好きであろう音楽を提示していく機能がどうしても必要だろうと。プラス、ユーザーが参加できる仕組みも必要じゃないかということで、「プレイリスト」機能にもこだわりました。

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「定額制音楽配信「AWA」の衝撃、舞台裏をトップが語る」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

中 尚子

中 尚子(なか・しょうこ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞入社後、証券部で食品やガラス、タイヤ、日用品などを担当。財務や法務、株式市場について取材してきた。2013年4月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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