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[297]押入れがグチャグチャの女は避けた方がいい

2015年6月4日(木)

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銀座の女のどこがいいのでしょうか?

Q はじめまして。熱狂的なシマジ教信者ですがどうしても納得がいかないことがあります。島地さんが銀座の女に夢中になったのは、何が魅力だったのでしょうか? 一方で風俗には興味ないとおっしゃっていますよね。性欲処理という対価が明確な風俗に比べ、銀座のホステスのような商売は「男は財布」、男の下心や勘違いを利用して破産しない程度?に金をむしり取るビジネスモデルに見えます。水商売女が寄ってきたら、自分は金と下心があるカモに見られていると悟って警戒すると思うのですが、男からカネを引き出してナンボの商売になぜ夢中になれるのでしょう? 社用族全盛の時代だったからでしょうか、それより秘密を共有する対等な疑似恋愛の方がずっと上質だと思うのですが。

(34歳・女性)

ミツハシ:今週は相談というより、シマジさんへの質問に近いですね。銀座で散々遊んできたシマジさんに、銀座の女のどこが良いのかを教えてほしいとのことです。

シマジ:要するに銀座の女も、素人の女と根本のところは変わらないということだよ。恐らくそれは、ソープランドなどの性風俗の女も同じだろう。こすっからいのもいれば、ハートの温かいのもいる。頭の切れるのもいれば、この世界でやっていけるのかこちらが心配したくなるようなのんびりとした女もいる。職業に貴賎がないように、職業によって女の心根に良し悪しはない。あるのは個人差だけだと思うね。

 「銀座のホステスのような商売は『男は財布』、男の下心や勘違いを利用して破産しない程度?に金をむしり取るビジネスモデルに見えます」と相談者は書くが、銀座で働く女たちだってロボットじゃない。当然ながら客に対して好き嫌いの感情は持つ。そして、それが恋愛に発展することは珍しくないんだよ。

 もちろん大方の客は単なる客、相談者の言葉で言えば「財布」かもしれないが、客以上になれる幸運な男がいるわけだ。男たちは、その幸運な男になれると思って通うんだな。その意味では「男の勘違いを利用して」という相談者の分析は当たっている。だが、ホステスと客の恋愛は現実にある。だから「完全な勘違い」とも言い切れないんだね。

ミツハシ:そこでシマジさんは一握りの幸運な男になったと。

シマジ:一握りかどうかは分からない。だが、ホステスという稼業は簡単に体を許してしまっては、相談者が指摘するように「あわよくば」という男の下心で引っ張れなくなる。男はやっちまうと賢人に戻るからね。体を許してもいいというのは、やはり何らかの興味を持った男に限られる。

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「[297]押入れがグチャグチャの女は避けた方がいい」の著者

島地 勝彦

島地 勝彦(しまじ・かつひこ)

コラムニスト

「週刊プレイボーイ」の編集長として同誌を100万部雑誌に。各誌編集長を歴任後、2008年11月集英社インターナショナル社長を退き、現在はコラムニスト。シガーとシングルモルトとゴルフをこよなく愛する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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