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経営なら利益、ラリーはパッション優先だ

コドライバー、カイ・リンドストローム氏【後編】

2015年6月9日(火)

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 2010年からWRCに転向したキミ・ライコネン。彼は「F1に未練はない」と言い、ラリードライバーとしても成長しつつあった。だが結局は、2012年からF1に復帰することを決めた。

キミがF1に戻っても落胆はしなかった

ライコネンがF1に復帰することを決めたときは、どう思いましたか?

カイ・リンドストローム(Kaj Lindstrom)1969年、フィンランド、ミッケリ生まれ。1988年、コドライバーを始める。1998年、タピオ・ラウカネンと組んでイギリス選手権に参戦。99年、イギリス選手権を制した。以降、WRCにも出場。2001年のWRC最終戦、ラリーGBで、4度の世界王者トミ・マキネンのコドライバーに抜擢される。2002年はマキネンとともにスバルに移籍した。2009年、当時フェラーリのF1ドライバーだったキミ・ライコネンと組む。2010年と2011年はライコネンとともにWRCにフル参戦。現在は、ヤリ・ケトマーと組んで、WRC2(S2000やR4、R5規定の車両が参戦するWRCの下位カテゴリー)を戦っている。(写真=Pure WRC)

K:もちろん、彼自身の決断を尊重したいと思った。ラリーでは、とにかく経験が必要だ。トップレベルで争えるようになるには、時間がかかる。彼はいったんF1を離れたとはいえ、それでも優れたF1ドライバーであることに変わりはなかった。だから、F1に復帰するチャンスがあるなら、彼がそれを選択することは、僕には十分納得できることだった。もしかしたら、彼がF1を引退した後、またラリーをやってくれるかもしれないね。もしそうなら、うれしいよ。

では、彼が復帰することを決めたときに、ガッカリはしなかったのですか?

K:まったく。僕は、キミがF1に戻りたいのを理解していたから。それに、彼自身もF1に戻るほうが、早い道のりだとわかっていたんだ。だから、キミが戻ることを決めたのは、彼自身にとってもよい決断だった。


それから、あなたは若手ドライバーのミッコ・パユネンと組んで、今はヤリ・ケトマーのコドライバーです。あなたがこれまで組んだほかのドライバーと比べると、いまのパートナーのケトマーはどんなドライバーですか?

K:ヤリ(ケトマー)は経験豊富なドライバーだから、キミの時とはまったく違うね。キミはラリー初心者だった。ミッコ(パユネン)も、あまり経験はないドライバーだった。だから、僕がそれまでラリーで得てきた経験を彼らに教えなければならなかった。だけどヤリの場合はすでに十分な経験があるから、いくぶん簡単だよ。僕はコドライバーとして、ドライバーを補佐する自分の仕事に集中することができる。彼はすでに、何でも知っているから。

つまり、彼のことを信頼できると。

K:その通りだ。彼は安心できるドライバーだ。組んでいて、とてもやりやすい。

本当のライコネンはどんな人?

では、ライコネンはどうでしたか? 彼は無口で、メディアの前ではまったく感情を見せず、マイペースを貫く一風変わった人物として知られています。ライコネンは、気むずかしく扱いにくいドライバーではなかったですか?

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「経営なら利益、ラリーはパッション優先だ」の著者

岡本 ゆかり

岡本 ゆかり(おかもと・ゆかり)

ライター

筑波大学卒業後、日経BP社に入社。「日経クリック」「日経PC21」の編集部を経てフリーに。趣味はF1とWRC(世界ラリー選手権)の観戦。年に数回、現地に観戦に赴く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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