• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

7年間結果が出せなくても我慢できますか?

第2回:兄弟としての使命を背負った男、尾崎直道プロ

2015年6月11日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

あなたは結果が出るまでどのくらい我慢できますか?7年間かかっても心がポキッと折れないでいられますか?部下の仕事内容や会社の業績に置き換えてみてどうですか?

今回登場するのは、尾崎直道プロ。初優勝までなんと7年かかった。ゴルフ実況中継歴二十余年の名物アナウンサーが見た、尾崎プロの人生とは(前回の記事はこちらからご覧ください)。

優勝よりも苦しいほうが良い思い出

 尾崎3兄弟の末っ子として、兄2人に続いてプロゴルファーになった尾崎直道プロ。兄たちの活躍を胸に、自分を“罵倒”してプロ入りしたが、初優勝をしたのは7年間後だった。彼のエネルギーは、兄たちと同様、育った環境にもある。自ら、裕福な家庭だったらハングリー精神が育たなかったかもしれないと分析している。

 尾崎プロは優勝の直前に結婚している。彼にとってより発奮する契機になった。優勝できた瞬間を「バリバリバリッ!」と殻が取れたようだと表現している。一人前のプロゴルファーになれた証しが初優勝であり、優勝してから次の目標が生まれた。

尾崎直道(おざき・なおみち)
1956年5月18日生まれ。徳島県出身。長兄・将司、次男・健夫の後を追うように77年にプロ入りしたものの、初優勝は8年後の84年。同年、賞金ランク2位と飛躍して、91年と99年に賞金王に輝く。93年にはアメリカツアーに挑戦、シード権を獲得して2001年までプレーを続ける。1997年には通算25勝して、永久シードを獲得した。2012年に参戦初年度でシニアツアー賞金王を獲得

 初優勝してからは、最低でも年間1勝、最高で賞金王と言う目標を掲げている。そして、実際2回賞金王を獲得して、日本一になった後、より自分を切磋琢磨するためにアメリカに渡った。そして、8年間シード権を守ったことは、誇りだと振り返っている。

 一方、アメリカでは言葉にも苦労し、異なる文化の中での生活には慣れなかったと言う。苦労しながら生活しているうちに、過去のことであっても「頑張っていたから神様から賞金王をいただけた」という考えに変わっていった。

 アメリカでの大変だった経験は宝であり、優勝の思い出よりも、苦しかったときのほうがより強烈に記憶して、良い思い出になっているという。

尾崎兄弟の使命

 尾崎直道プロと言えば、尾崎3兄弟の三男。ジャンボこと尾崎将司プロの実弟であり、現在は、日本に6人しかいない永久シードを持っているプロの一人だ。そんな尾崎プロの初めての節目は偉大な兄たちの存在に負けないプレッシャーとの戦いだった。

 「優勝は尾崎兄弟の使命のようなものであり、周りが期待するわけです。初優勝までは7年間もかかったから、きつかったですね。末っ子は駄目かもしれないと思われていた中、何が自分に足りないのかを考え、試行錯誤しながら自分を叱咤したり、罵声を浴びせたりして戦っていました」

 兄の将司プロ、健夫プロたちと比較されながら、自身を叱咤激励し、自分を信じて戦っていたのだ。今や永久シードを獲得している尾崎プロでさえ、初優勝までに7年かかっている。そのプレッシャーたるや筆舌に尽くしがたいものがあったことが想像できる。

コメント2

「プロゴルファーの人生劇場」のバックナンバー

一覧

「7年間結果が出せなくても我慢できますか?」の著者

多賀 公人

多賀 公人(たが・きみと)

KSB瀬戸内海放送キャスター兼プロデューサー

1963年岡山県生まれ。青山学院大学を卒、サンフランシスコ州立大留学、神戸大学大学院経営学MBA。ニュースキャスターの傍ら、ゴルフの実況歴は20年以上。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック