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週末スペシャル!ラリーに入門企画

WRC第6戦、イタリア・サルディニア島の現場より

2015年6月13日(土)

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イタリアサルディニア島にある、人口4万4000人ほどの街アルゲーロ。海がきれいなリゾート地だが、ここがWRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニアの舞台となる

 今回は、イタリアはサルディニア島で開催中の、世界ラリー選手権(World Rally Championship、以下WRC)の現場からお送りします。

 突然ですが、陸上100m走の勝者はどうやって決まるか、と聞かれたら、「タイムが一番速かった人が勝ち」と、誰でも即答できるでしょう。サッカーなら、試合時間中に、より多くのゴールを決めた方が勝ちです。

 では、WRCで勝ち負けはどう決めるのでしょう? 3日間で合計350kmほどのステージを走り、合計タイムの最も少ない人が優勝となります。ラリーはタイムアタック競技で、コース上で抜いたり抜かれたりすることはありません。年13戦を戦うWRCでは、イベントごとに1位25ポイント、2位18ポイントというように順位に応じてポイントが与えられ、年間を通してポイントの多かった者がチャンピオンとなります。

 どのスポーツでも、見て楽しむためには、ルールを知っておく必要があります。そこで、今回はWRCのルールについて、少しお話をしたいと思います。特に、ここサルディニアは、今年のWRC全13戦の中でも、「ルールが最も結果に影響するであろうイベント」の1つだからです。

 ルールが結果に影響…どういうことなのでしょう?

未舗装路のラリーは、最初に走ると非常に不利

 実は、WRCでもF1でも、モータースポーツのルール(レギュレーションとも呼ばれます)は、毎年改訂されます。F1なら、例えば、ある年、電子制御デバイスが禁止になったり、エネルギー回生システムが導入されたりといった、車に関する変更がありますし、給油の禁止など、レース展開に関わるルール変更もあります。

 WRCも、今年度、いくつかのルール変更がありました。中でも大きなものが、出走順に関するルールです。「選手権のランキング順に、1日目と2日目を出走する」と決められました。その時点でのチャンピオンシップの首位にいるドライバーが、必ず最初に走る、ということです。3日目はリバースオーダーと呼ばれる、前日の順位の逆順の出走になります。

 ラリーでは、路面の状況がタイムに大きく影響します。

 特にグラベル(未舗装路)では、最初に走る車は路面に浮いた砂利の「掃除」をしなければならず、タイムを大きく失います。一般に、後から走る車のほうが有利となります(後方すぎると、逆に、深いわだちができて不利になることもありますが)。ターマック(舗装路)では、グラベルの場合とは反対で、車が通過するにつれてコーナーをカットした際にコース脇の泥が路面にどんどん乗ってしまうので、先頭のほうが有利、と言われています。

コメント2件コメント/レビュー

陸上100m走の勝者はどうやって決まるか、と聞かれたら、「タイムが一番速かった人が勝ち」<この認識は根本的に間違っています。日本陸上競技連盟規則・第3部トラック競技(http://www.jaaf.or.jp/athlete/rule/pdf/15.pdf)の第164条2項では「競技者の順位は、その胴体(即ちトルソーのことで、頭、首、腕、脚、手または足とは区別される)のいずれかの部分が前項のフィニッシュラインのスタートラインに近い端の垂直面に到達したことで決める。」と規定されており、タイムは全く関係していません。現在は計測機器が発達しているので差があれば同タイムとはなりにくいですが、昔は計測上同タイムでも写真判定などで着順が決まるということが時々ありました。(2015/06/15)

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「週末スペシャル!ラリーに入門企画」の著者

岡本 ゆかり

岡本 ゆかり(おかもと・ゆかり)

ライター

筑波大学卒業後、日経BP社に入社。「日経クリック」「日経PC21」の編集部を経てフリーに。趣味はF1とWRC(世界ラリー選手権)の観戦。年に数回、現地に観戦に赴く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

陸上100m走の勝者はどうやって決まるか、と聞かれたら、「タイムが一番速かった人が勝ち」<この認識は根本的に間違っています。日本陸上競技連盟規則・第3部トラック競技(http://www.jaaf.or.jp/athlete/rule/pdf/15.pdf)の第164条2項では「競技者の順位は、その胴体(即ちトルソーのことで、頭、首、腕、脚、手または足とは区別される)のいずれかの部分が前項のフィニッシュラインのスタートラインに近い端の垂直面に到達したことで決める。」と規定されており、タイムは全く関係していません。現在は計測機器が発達しているので差があれば同タイムとはなりにくいですが、昔は計測上同タイムでも写真判定などで着順が決まるということが時々ありました。(2015/06/15)

強い者を引きずりおろして、結果をイーブンにしようとするやり方は結局誰もハッピーになれないと分かっているのに、多くのレースカテゴリーでなぜか続いていますね。ルールがレース参加者によって決められることが、結果の平等を条件の平等よりも重んじる事につながりがちな事が残念です。見る者が望んでいるのは結果が僅差になる事ではなくて、イコールコンディションで緊迫した戦いが演じられることであって、その結果大差がつけば勝者は大いに賞賛されることはあっても、観客の興味がそがれるものではないでしょう。グラベルの砂払いなど明らかな差が判っているのであれば、出走順にロスタイムを減算したり、参加車全員で、フォーメーションランして砂を払っておいたりしてはどうでしょうね。(2015/06/15)

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