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ダイバーシティーマネジメントに取り組む女たち
第9回:INAX

最前線で活躍する桑原靖子さん、渡辺朋子さんに聞く

2007年6月22日(金)

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 INAXが女性社員の活躍の場作りを強く意識するようになったのは、2004年初夏のことだ。「ある専務が、『日経ビジネス』で女性活用に関する記事(2004年5月17日号特集「女が破る会社の限界」)を読んだのがきっかけです」と話すのは、INAXのEPOCH女性活用推進室室長の桑原靖子さんである。

INAX経営管理本部 人事・総務部「EPOCH女性活用推進室」室長の桑原靖子さん

INAX経営管理本部 人事・総務部「EPOCH女性活用推進室」室長の桑原靖子さん(写真:皆木 優子、以下同)

 ちなみにEPOCH(エポック)とは、「Encouraging People and improving Organizational Capabilities for High Performance」の略で、「高い業績を実現する、人材と組織能力開発」の意味だ。

 「INAXには総合職、専任職、担任職と3種の職群があります。2004年当時は、職群制度の見直しを含む人事改革を進めている最中でした。そこに、女性活用の推進も組み込んだ抜本的な改革が必要だという認識が高まったのです」と桑原さんは言う。

 数カ月後に営業部門、生産開発部門、人事総務部門の10人から成る「EPOCHプロジェクト」を立ち上げた。メンバーは男性6人、女性4人が他薦で選ばれ、広告宣伝部ショールーム企画運営推進でショールームの設立担当をしていた桑原さんも、プロジェクトの発起人だった、当時の営業系専務取締役から指名を受けたのだった。

 このプロジェクトでは、社員の不満や社内の問題点を洗い出すための意識調査が始まった。同時に、女性社員が担う仕事の現状を把握するため、それぞれの部署の女性の役割を明らかにするマッピング作業を実施した。

 EPOCHプロジェクトメンバーは社外にも目を向けた。「女性活用に関するセミナーやフォーラムに出席し、他社の取り組みを研究しました。また、外部機関に依頼して新聞や雑誌の関連記事を集め、社会全体の傾向を追いました」

 プロジェクト発足後1年で、いくつかの課題が見えてきた。「まず注目したのは、管理職に就く女性社員の数の少なさでした」と桑原さんは言う。当時INAXには5300人の社員がおり、その3割を女性が占めていた。しかし、女性管理職は課長のポストに就いていた2人だけだった。

 「INAXには女性が活躍する土壌があるのに、女性管理職が少ないのはなぜだろう、と考えるようになったのです。当社における『女性社員を長期的な視野で育てて戦力化するという経営サイドの意識』と、『女性社員の仕事への意欲を向上させる社内風土』を検証し、さらに女性の活躍を妨げる具体的要因を探り出すことが課題として浮かび上がりました」

 しかし、このプロジェクトには弱点もあった。EPOCHプロジェクトメンバーはみな、各自の本業との兼務だったのである。「このため、様々な問題が浮き彫りになったものの、それを是正する作業はなかなか進まなかったのです」と桑原さんは当時を振り返る。

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