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【第7回】男性がセクハラを受けたケース

宴会で“裸踊り”を強要されたら、どうしたらいいか

  • 田中 早苗

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2007年8月20日(月)

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今回の相談

 宴会で“裸踊り”を強要されたら、どうしたらいいか

 わが社の社員旅行では、宴会で多少ハメを外した芸をすることがあります。この件で、今年入社の男性A君から質問を受けました。彼の部署はほぼ全員が男性で、新人は先輩からいわゆる“裸踊り”を強要されることが多いのです。

 A君の相談は「裸踊りをやりたくない」とのこと。実は私も新人の時は断れずにやらされたので、「男同士だし、見られてもいいじゃないか」と言いましたが、A君は「そういう問題ではない。できればやりたくないが、昇進などに響くならやらざるを得ないのか」と悩んでいます。どうアドバイスすべきでしょうか。

 また、会社のコンプライアンスの観点から、嫌がる新人にこうしたことを強要した場合、上司や会社はどういう問題に問われるのでしょうか。(37歳、男性)


回答

 男性へのセクハラと言えるので、しかるべき窓口に相談を

----------

 今年4月に施行された改正男女雇用機会均等法(以下均等法)は、女性だけでなく、男性に対するセクシュアル・ハラスメント(セクハラ)についても、事業主に雇用管理上の措置義務が課されることになりました。

 均等法上のセクハラは、「職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されること」(11条1項)と定義づけられます。

 さらに厚生労働省の告示によると、事業主に課された措置義務の内容としては、事業主に「迅速かつ適切な対応」をすること、さらに「職場におけるセクシュアル・ハラスメントが現実に生じている場合だけでなく、その発生のおそれがある場合や、職場におけるセクシュアル・ハラスメントに該当するか否か微妙な場合であっても、広く相談に対応し、適切な対応を行うようにすること」と、事前の予防的な相談も受けることが求められています。

 今回のケースも均等法上のセクハラとなりえ、事前の相談を受け、対応することが求められているケースです。

 均等法改正前から裁判の場では、男性のセクハラに対して、事業主に対する損害賠償が認められていました(後述)。また学校では、友人のパンツを脱がせるなどの男性同士のセクハラが問題となったこともあります。

 このため、均等法の改正があったために男性へのセクハラが不適切で違法とされるようになったというわけではありません。ですからあなた自身も、過去に“裸踊り”を強要された時に、社内のコンプライアンス上問題にすることができた可能性はあります。

   しかしいずれにしても、現段階ではA君に“裸踊り”を強要することは企業として許されません。このような状況にあることをA君に伝えて、「このことを上司に相談するか、考えてみるように」とアドバイスしてはどうでしょうか。

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