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【第9回】男らしい家事・女らしい家事

片づけはどちらがやるか

2007年9月12日(水)

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 前回のコラム「男が家事をしない理由」には、たくさんのご意見をお寄せいただきありがとうございました。本欄の男性読者の意識と行動は、統計から見える「日本男性の平均像」よりだいぶ進んでいる気がします。また、ワークライフバランス推進のためには、制度だけでなく夫婦のコミュニケーションの質を高めることが重要だと感じました。今後もご経験に基づくアドバイスをお送りいただければ幸いです。

 なお筆者は8月に日本に帰国し、「日経ビジネスアソシエ」編集部に復帰しました。今後は米国での調査・インタビューを元に、日本で新たに取材した内容も加えながら連載を続けていきます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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 さて、今回は「男と女の家事」の内容をもう少し詳しく見ていこう。前回記したように、米国男性は、日本男性より家事育児時間が長い。家庭責任を担う男性が多いと言っても、筆者がインタビューした限り「片づける担当は妻」というのが多かった。理由を尋ねると、複数の妻が「私と夫は『different standard(違う基準)』を持っているから」と答えた。

 要するに、部屋の散らかり度合いへの許容度が夫婦間で違うらしい。夫は散らかった部屋でも平然としているのに対し、妻が我慢しきれなくなって片づけてしまうのだ。日本女性に比べ、夫に多く(の家事分担)を求める米国女性だが、片づけに限って言えば「しょうがないから、私がやる」という態度が見受けられた。

散らかっている方が落ち着く人もいる

 「different standard」と聞いた時は、つい笑ってしまった。片づけは、筆者と同居人の間でも毎日のように問題になっていたからだ。つき合って15年目、留学を機に初めてミシガンで同居したのだが、生活習慣の違いに改めて驚いた。帰宅後、彼は上着と鞄をソファの上に放置するが、筆者は所定の場所にしまう。「ある程度モノが散らかっている方が落ち着く」と彼は言い、筆者はとても落ち着かない。

 特に共有スペースが散らかっていると気分が悪いので、たまに相手のものもまとめて片づけてしまう。後になって「使いたいものがどこにあるか分からない」と文句を言われることがしばしばあった。散らかっていたら必要なものが見つからないではないかと言うと、「匂いで分かる」とまるで犬のような答えが返ってきた。

 彼とは、生活費は半々、買い物と料理は彼、洗濯と皿洗いは筆者と、得意なことを自然に分担して不満はなかった。共同生活における唯一にして最大の課題は「片づけ問題」だったから、米国女性の意見は人ごととは思えなかった。

 米国の研究を見たところ、毎日やらなくてはならないルーティンワークの家事(食事のしたく、掃除、食料品や家庭用雑貨の購入、皿洗い、洗濯)は、やはり女性の方が多くやっているようだ。そして庭仕事や車の修理など、時間のある時や休日に気分転換を兼ねてできる家事にかける時間は、男女差が少ない。

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「【第9回】男らしい家事・女らしい家事」の著者

治部 れんげ

治部 れんげ(じぶ・れんげ)

経済ジャーナリスト

経済ジャーナリスト。昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。1997年一橋大学法学部卒業後、日経BP社で16年間、経済誌記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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