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第17回:NTTデータ
“うさぎ症候群”“IT野麦峠”に取り組む

最前線で活躍する松室利江子さん、赤羽美和子さんに聞く

  • 田村 知子

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2007年10月26日(金)

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 「私たちの活動の大きなテーマは、ワークライフバランスの実現です。ダイバーシティー推進は、その中の取り組みの1つとしての位置づけなのです」。こう話すのは、NTTデータグループ経営企画本部 事業企画担当 シニア・エキスパートの松室利江子さんだ。

NTTデータ グループ経営企画本部 事業企画担当 シニア・エキスパートの松室利江子さん

NTTデータ グループ経営企画本部 事業企画担当 シニア・エキスパートの松室利江子さん(写真:山田 愼二、以下同)

 NTTデータでは、2005年の春に掲げられたグループビジョン「Global IT Innovator」と、それに向けて制定された10項目の行動ガイドラインを全社員に浸透させるためのプロジェクト、「新・行動改革WG(ワーキンググループ)」を同年9月に立ち上げた。

 経営企画部(現グループ経営企画本部)が主導で社内公募を行い、集まった男女66人の社員が8つのグループに分かれて具体的な施策を検討。そこから提案された2つの施策案「テレワーク(在宅勤務)推進」と「女性コミュニティの構築」を実行に移すことになり、執行会議での承認を経て、2006年2月に「ワークライフバランスWG」が始動した。この組織は、社員による自発的な活動、つまり本業以外のボランティアとして成り立っている。

 当時、公共システム事業本部で営業を担当していた松室さんは、社内のポータルサイトでワークライフバランスWGの公募を目にし、自ら手を上げてメンバーとなった1人だ。松室さんは1990年に入社し、SE(システムエンジニア)業務に就いていたが、翌年に出産し、2年間の育児休業を取得。「それまでNTTデータでは、出産、育児休業を取得した女性はいませんでした。当時は会社としてもリスクがあったと思いますが、制度を利用し、復職後もSEとして第一線で仕事をさせてもらったので、いつか何らかの形で会社の役に立てればという思いを持っていました。また、後輩の男性が事務局を担当していたので、彼を支援したいという気持ちも後押しになりましたね」

 ワークライフバランスWGは、2つのサブワーキンググループ(SWG)「テレワークSWG」と「女性コミュニティSWG」を柱とし、女性コミュニティSWGのリーダーを松室さんが務めることになった。女性コミュニティSWGが柱となった背景を、松室さんはこう話す。

 「当時は女性社員比率が1割に満たなかったこともあり、女性社員は点在化した勤務配置にならざるを得ず、ロールモデル(お手本となる人)が見いだせなかったり、1人で不安や悩みを抱えてしまうといったことが懸念されました。現に、30代で男性社員は働き盛りを迎えているのに対し、女性社員は離職率の高さが目立っていました」

 同社では、社内で孤立化する女性社員を、「さみしいと死んでしまう」と言われるうさぎになぞらえ“うさぎ症候群”と名づけた。さらに、納期に向けて労働の負荷が高まる状況の中で働くことを、明治~大正時代に過酷な労働に従事した製糸工場の女性の物語「ああ野麦峠」に重ねて“IT野麦峠”と呼んでいる。

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