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第19回:ファイザー
男性のワークライフバランスも推進

最前線で活躍する新崎由美子さん、草野弘子さんに聞く

  • 田村 知子

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2007年11月30日(金)

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 世界150カ国に事業展開する医薬最大手の米ファイザーでは、優先実施項目の1つに「Great Place To Work」を掲げている。これは、「すべての社員が自らやる気を持って働き、十分に能力を発揮できる職場」を意味する。その実現に向けて、2006年初めにダイバーシティーを推進する専任部門「Worldwide Diversity and Inclusion Office(WDIO)」を設置。多様な人たちが全員で参加できる環境づくりを目指し、「Diversity & Inclusion」というコンセプトを強く打ち出した。

ファイザー 人事企画統括部 企画推進部担当課長の新崎由美子さん

ファイザー 人事企画統括部 企画推進部担当課長の新崎由美子さん(写真:皆木 優子、以下同)

 これに伴い日本法人であるファイザーでも、2006年6月に人事部門内に「ダイバーシティタスクフォース」を立ち上げた。中心となって取り組んでいるのが、ファイザー人事企画統括部 企画推進部担当課長の新崎由美子さんだ。

 「ファイザーには、性別、年齢、国籍、ハンディキャップの有無などに関係なく、成果に応じて評価、処遇するという、社員行動指針があります。実際に日本では、男女雇用機会均等法施行以前の1982年からMR(医薬営業職)に女性を採用し、94年からは一般職、総合職を廃止。制度上も実質上も、男女同一待遇となっています」

 しかしその一方で、女性社員、とりわけ営業職の女性MRの離職率の高さや女性管理職の少なさなどが課題として挙げられたため、その要因を探るために女性MRにヒアリング調査を実施した。この時、退職した女性MRにも話を聞いたと新崎さんは言う。「調査の結果、『結婚や出産後も、営業職として働き続ける自分の姿が想像できない』という声が多く寄せられました」

 それは、MRの勤務形態に起因するところが大きい。朝8時には医療機関へ医薬品を卸す業者へ出向き、営業担当者と綿密な打ち合わせを行う。医療機関の昼休みに当たる時間や診療が終わる夕方以降には、医師などを訪問し、医薬情報を提供する。そうした通常業務以外にも、夜に医師向けの「勉強会」を主催し、製品説明や医療制度の啓発活動などを行う。

 「必然的に拘束時間が長くなってしまうため、結婚後も同じ生活を続けるのは無理だと考える人が多いのです。出産すると、子どもの保育園の送り迎えの時間が顧客の訪問時間と重なってしまう。また、身近にロールモデル(お手本となる人)がいないため、将来のキャリアに不安を抱いて、結局は辞めてしまう人も多かったようです」と、新崎さんは説明する。

 現在同社にいる約2400人のMRのうち、女性は約200人。このうち、ライン管理職(部下を持つ管理職)の女性は2人にとどまる。また、既婚の女性MRは約20人、子どもを持つ女性MRは8人。全国には事業所・営業所が73カ所あるので、ほとんどの営業所で「女性管理職のロールモデルが不在」という状態だ。そこで、女性MRが長く働き続けられるよう「女性MRダイバーシティ・キャリアトレーニング」を実施した。

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