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【第11回】取引先にセクハラ疑惑があるケース

  • 田中 早苗

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2007年12月18日(火)

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相談

 取引先の代理店にセクハラ疑惑があるケース

 ある食品メーカーに勤めています。取引先の広告代理店に雑誌広告の制作依頼をしましたが、窓口になった代理店のA氏が、外注したフリーの女性デザイナーBさんにセクハラをしたらしいのです。

 直接A氏に事情を聞きましたが、「あれはセクハラではない」と言われ、要領を得ません。A氏からは真偽はただせませんでしたが、もし本当なら、この代理店と取引を継続するのは問題があると思うのですが、どうでしょうか。また、代理店に対してこちらからの損害賠償請求は認められるでしょうか。

 あるいはA氏がセクハラを認めたとして、その事実を知ったうえでこの代理店と取引を続けるのは、社会的に問題があるでしょうか。(38歳、女性)


回答

 取引先のセクハラが、こちらの企業イメージダウンにつながることも

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 あなたの会社は、当該広告代理店に雑誌広告の企画製作を依頼したので、法的には請負契約を締結したことになります。請負契約は、一方がある仕事を完成することを約束し、他方がその結果に対して報酬を支払うことを約束するものです。したがって、広告代理店がなす主たる義務は広告という成果物を相手に引き渡すことであり、原則としてその製作過程は問題となりません。

 ただ、例えば著名な写真家による写真を広告に使用する予定だったが、写真のモデルに対して写真家が悪質なセクシュアル・ハラスメント(セクハラ)をし、モデルがそれを週刊誌に告発したような場合は状況が異なります。

 この場合、成果物たる広告が芸術的に素晴らしいものであっても、製作過程に問題があったことが世間に明らかにされ、成果物たる広告の印象が悪化すれば、契約の目的を達したことにならないからです。

 広告は企業イメージを表すため、代理店は成果物を引き渡すだけではなく、請負契約の付随的義務として、作業過程で依頼者のイメージを損なわないよう努める義務もあると考えられると思われます。

コメント1件コメント/レビュー

大変参考になる記事でした。恥ずかしながら私の勤務先でも類似のケースが起きたことがあります。調べてみたところ被害者は複数おり、加害者の男性は全く自分の行動を意識していませんでした。こういう問題は企業にとってリスクになるのだと責任者にはきちんと認識してほしいものです。私は当事者の名前を伏せた上で組合の女性幹部に話をしました。その後、管理職向けのセクハラ研修が充実したようなので、何らかの対処がなされたのかもしれません。事情を知ったら黙っていてはいけないと思います。(2007/12/19)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

大変参考になる記事でした。恥ずかしながら私の勤務先でも類似のケースが起きたことがあります。調べてみたところ被害者は複数おり、加害者の男性は全く自分の行動を意識していませんでした。こういう問題は企業にとってリスクになるのだと責任者にはきちんと認識してほしいものです。私は当事者の名前を伏せた上で組合の女性幹部に話をしました。その後、管理職向けのセクハラ研修が充実したようなので、何らかの対処がなされたのかもしれません。事情を知ったら黙っていてはいけないと思います。(2007/12/19)

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