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第22回:三井住友銀行
育児休業からの復帰支援策も充実

高林亜矢子さん、山下あゆみさんに聞く

2008年1月15日(火)

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 三井住友銀行で2005年10月に設置された「Next W・ingプロジェクト」は、2つのミッションを担う組織だ。女性客に向けた金融サービスを提供すること、そして女性が働きやすい職場づくりのサポートをすることである。

 「Next W・ingプロジェクト」が立ち上がるまでのいきさつを、室長代理の高林亜矢子さんは説明する。「近年、女性のお客様の金融ニーズが多様化しています。そこで、女性マーケットとはどういうものかを考えるためのタスクフォースが2005年5月に立ち上がりました。メンバーは、本部でローン業務や個人業務に携わる女性11人で、私もメンバーの1人でした」。男性と異なる女性の消費行動を分析し、それに基づいて新商品や新サービスを模索したり、女性を切り口としたアイデアをまとめて役員にプレゼンテーションした。

三井住友銀行 個人事業部 Next W・ingプロジェクト室 室長代理の高林亜矢子さん

三井住友銀行 個人事業部 Next W・ingプロジェクト室 室長代理の高林亜矢子さん (写真:皆木優子、以下同)

 チームは半年をかけ、いくつかの女性向け商品を提案した。住宅ローンでは契約社員や単身者向け物件の取扱を可能にしたり、女性にニーズが高いと言われる繰り上げ返済の手数料をネットで無料化するなど、現在の女性向け商品の特徴は、この時期に生まれたものが多い。

 また、女性客の融資の相談に応じるのは女性社員である場合が多い。社内で女性が働きやすい環境が整っていれば、女性客に対しても効果的に対応できるようになるということで、女性が働きやすい職場づくりのサポートも重要課題となった。

 こうした活動に関する専任組織の必要性が認識されるようになり、タスクフォースが立ち上がった5カ月後の2005年10月に、個人客の相談業務を行う「個人部門」の部内室として「Next W・ingプロジェクト室」が設置された。室員はすべて女性。それまでコンサルティング事業部で商品開発企画などを担当していた高林さんが、専任で従事することになった。室長には、当時あざみ野支店長だった浅山理恵さんが任命された。現在浅山さんは2人目の子を出産し、育児休暇を取っている。

 「Next W・ingプロジェクト」の実際の活動は女性向け商品の企画ではなく、女性のニーズを把握し、商品開発部門に提案することだ。また、実際に会社の制度をつくるのではなく、社内にどのような制度があるのか社員に知らせ、改善すべき点があれば人事部に提言する。つまり、社員と会社との橋渡しの役目を担っているのだ。

 「弊社では、育児休業制度などはなかり充実していますが、残念なことに社員に知られていないことも多いのです。理由の1つとして、制度の情報そのものが分散していたりして、活用方法がうまく伝わっていない面がありました」と高林さんは言う。「そこで、結婚、妊娠、出産などの際に利用できる社内の制度にはどんなものがあるか、どのような手続きをいつ行えばいいかなどを、ライフイベントごとにまとめた『働く女性のための両立支援ガイドブック』を作ったのです」

 ガイドブックの内容は、同行のイントラネットで社員は誰でも見ることができる。もちろん女性社員には好評だが、支店長や男性管理職など、部下から結婚や妊娠を告げられた時、このガイドを大いに利用しているそうだ。

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