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第23回:カゴメ
女性総合職の離職率半減に向けて

最前線で活躍する芦原幸子さん、曽根智子さんに聞く

  • 田村 知子

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2008年1月25日(金)

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 食品大手のカゴメが、初めて女性活躍推進プロジェクトを立ち上げたのは、2006年9月。その背景を、プロジェクトの事務局およびメンバーとしても参加した、カゴメ人事総務部人事グループの芦原幸子さんはこう語る。

 「少子高齢社会で労働力不足が深刻化する中、カゴメでは多様な人が働ける企業を目指し、特に3つの視点から人材活用に取り組んできました。40代から部長職を任せるといった『若手の登用』、定年退職者を再雇用する『高齢者の活用』、そして『女性の活用』です。しかし、3つ目の女性活用に関しては後れを取っていたため、女性の活躍を求めるためのプロジェクトが必要になったのです」と芦原さんは言う。「また、食品メーカーである当社では、購買者の約7割が女性。商品開発や販売戦略などにおいて、女性の視点が欠かせないということもあります」

カゴメ人事総務部人事グループの芦原幸子さん

カゴメ人事総務部人事グループの芦原幸子さん(写真:皆木 優子、以下同)

 カゴメの女性総合職の離職率は、入社5年で約4割もあるという問題を抱えていた。ただ、芦原さんによれば「入社5年で離職率約4割」という数字は、食品業界全般に共通するという。「カゴメでは、仕事と家庭の両立支援制度に関してはできるだけの手を尽くし、先進企業にも引けを取らないと人事部は自負しています。それにもかかわらず女性総合職社員の定着に結びつかないのは、もしかしたら男性の発想で作られた制度だからではないのか。ある程度制度が整った後は、制度の利用当事者である女性の視点から、働きやすい職場環境を実現するには何が必要なのかを考えてもらいたい、という意向もありました」

 女性活躍推進プロジェクト名は、「Lylyco Frontier Spirit」という。「Lylyco」とは、トマトジュースに使用される加工用トマトの品種名。「自ら主体的に行動し、生き生きと働ける会社をつくる」という意味で、「カゴメらしく、凛々しい女性を想起させる名称」としてつけられた。プロジェクトは、通称「リリコプロジェクト」と呼ばれ、メンバーは入社5年目以上の女性社員を対象に公募。20代半ばから30代後半を中心に、独身・既婚、営業職・研究職・企画職・事務職など、様々な立場の女性14人が選出され、後に1人増えた。

 「リリコプロジェクトでは、女性が長く生き生きと働ける会社にするための施策を考え、経営者に提言することを目的とした一方、女性の職業意識を向上し、主体的に発言、行動するための研修的な側面も重視しました」と芦原さんは話す。

 プロジェクトの期間は6カ月。1カ月に1度、東京で1泊2日のワークショップを行う。芦原さんは、「ワークショップでは、講師が生徒に教える一方通行のものではなく、ファシリテーターの問いかけに、参加者が当事者となって考えて発言する、という、双方向のコミュニケーションを大切にしました」と言う。その中心となったのは、プロジェクトメンバーが2人1チームとなって活動する「プチプロジェクト」だ。

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