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Vol.11 ブログメディアのスゝメ(その2):個人メディアとしての勝負ポイント

  • 小林弘人

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2008年4月7日(月)

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 「誰でもメディア」というのは、語義矛盾した言葉です。

 それは、誰でもメディアを運営できる時代において、逆に、メディア運営の能力の差が際立つということを示唆します。そこで、単にウェブ上で情報を発信したからといっても、即、あなたのブログやSNSのスペースがメディアとして成立するわけではない、ということなのです。

 「日刊あなた」を例にとってみましょう。ご存知のように巷には、「日刊あなた」が無数にあふれています。

 「日刊あなた」成功の可否は、「あなた」個人がメディアとして他者に影響を与えて、価値を創発できるかどうかがカギを握ります。もし、あなたが知る人ぞ知るセレブリティ、もしくは特定分野において高名であったり、見識を備えた業界人、あるいは一芸に秀でていたり、誰にもないアイデアを温めていて、それを披露したくてウズウズしているのならば、自身を前面に押し出した「誰でもメディア」化が手っ取り早いといえましょう。しかし、その場合においても、あなたがもっとも得意な分野で勝負をかけることが最良の方法であることは違いありません。

自分のステークホルダーを巻き込んで

 つまり、ターゲットとなるオーディエンスが、ブログ運営者自身(そう、あなた)のこれまでのキャリアに連関しそうなステークホルダー(顧客、同僚、雇用者、従業員、取引先、業界人、株主、スポンサーなど)であるわけですから、ゼロからオーディエンスを創出するよりも手間が省けます。

 また、個人そのものを商品としたメディア化手法というのは、既存の商業メディアにも存在します。米国の女優でテレビ番組の司会などで有名な黒人女性オプラ・ウィンフリーは、出版社も所有し、「オプラ・マガジン」という雑誌も刊行しています。また、資産家として有名なドラナルド・トランプも、「トランプ・マガジン」という季刊誌を刊行(制作と販売などは既存出版社に委託)、日本でも「全米のカリスマ主婦」と知られているマーサ・スチュワートは、「マーサ・スチュアート・リビング」という雑誌を刊行し、同名のテレビ番組をレギュラーにもっていました。

 以上の人たちはもはや自身がメディア化しているため、そのパーソナリティの分身を切り売りしたほうが、ゼロからメディアを構築するよりも効率的なのです。

 「著名人ブログ」という分野は、いまでは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、ブログ黎明期においての、ブログに対する情報不足や説明するための語彙と認識の欠如、そしてRSSフィード数がおよそ1万6000ほど(2003年6月・インフォバーン調べ)という状況を鑑みると、そのようなユーザー・パーセプション(ユーザーによる認知)のもとでブログをムーブメントとして認めさせるための一種の「考案」に近かったといえます。

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