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3セク鉄道、再建へ「社長公募」

2008年5月9日(金)

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社内に人材がいない、抜本的に会社の風土を変えたい──。そんな時には、外部から社長を招聘するのも1つの戦略だ。収益改善のために社長公募を決めた千葉県の「いすみ鉄道」。社長を面接で選ぶ時のポイントとは何か。第3セクターが進めた“社長革命”とは。

千葉県、房総半島を走るローカル鉄道「いすみ鉄道」。沿線に植わった菜の花を抜けるように走るのが観光の売りで「なのはな鉄道」とも呼ばれる

 千葉県、房総半島のほぼ中央に位置する大多喜町。今年4月、第3セクター「いすみ鉄道」の本社に新任の吉田平社長(48歳)がやって来た。

 いすみ鉄道は外房の大原駅から房総丘陵の上総中野駅までを結ぶローカル線。1988年からJR木原線を引き継ぎ第3セクターとしてスタートしたものの赤字続き。2007年3月期は売上高1億1500万円に対し、1億3000万円の営業赤字を計上した。沿線住民が減っているうえ、マイカー利用が進み乗客の減少に歯止めがかからない。

 同社の社長は沼田武・前千葉県知事、田嶋隆威・大多喜町長と自治体の首長が務めてきた。しかし、赤字を抜本的に減らす改善策は打ち出せない。それどころか、運行本数を減らすなどのリストラ策を進めたことが、かえって利用者離れを加速させてしまった。

 ついには存続の危機に陥った同社。収益構造改善の最後の手段として社長公募に踏み切った。

 同社の社長公募はメディアでも話題となり、全国から325人もの応募が寄せられた。ベンチャー企業経営者、経営コンサルタント、鉄道会社社員など経歴も様々。書類選考により最終面接まで進んだのはわずかに8人。その中から吉田氏に決まった。面接官全員一致だった。

地域貢献への情熱が面接官の心をつかむ

 面接官の1人、田嶋前社長は「リタイア組が多い中、吉田さんの若さは際立った。旅客業務を一生の仕事とし地域に尽くしたいという情熱も面接官の心を打った」と選考理由を語る。

 吉田氏はリクルート出身。12年間のサラリーマン生活を経て、35歳で家業である千葉市のバス、タクシー会社、西岬観光、あすか交通、平和交通の3社を継ぐ。いわば決められた路線に乗ってきたわけだが今回は違う。「自身の事業はもちろんのこと“公”のために身をなげうって努力したい」と思っていた矢先だった。

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「3セク鉄道、再建へ「社長公募」」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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