「日経ビジネスリポート」

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2008年5月21日(水)

日中韓リーダーシップ調査
日本企業で求められているのは「部下とのコミュニケーション能力」
〜中国は品性、韓国は強力なリーダーシップ

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社員はリーダーたる経営者に何を期待しているのか。人事コンサルティング会社ワトソンワイアットが日本、中国、韓国で行ったアンケートで浮き彫りになった。3カ国間で顕著な差が見られ、経済状況や国民性により求められるリーダー像も違ってくるようだ。

 人事コンサルティングを手掛けるワトソンワイアット(東京千代田区)は日本、中国、韓国に対しリーダー像についてのアンケートを実施し2007年11月2日、結果を公表した。調査は2006年11月〜2007年7月の間、101社の部長職以下を対象に日本で679人、中国で2517人、韓国で243人からの有効回答を得た。

 この調査は現状のリーダー像と理想のリーダー像について聞いたもの。さらに、リーダーによって自己の仕事に対する満足度がどのように変化するかといった相関関係も分析している。

 川上真史コンサルタントは「日本、中国、韓国で求めるリーダー像にかなり差が見られた。もっと普遍的なものだと思っていたが、当初の予想を覆した」と語る。

■リーダーに何が必要か

  人 間 性 能 力
日 本  一貫性 論理 社会的責任
コミュニケーション
興味深い仕事、楽しい仕事を創出する力
中 国  安心感・公正さ
品格
自分にきびしく、自分をより成長させる力
韓 国  冷静さ
自信と共感
率先的な問題解決力

働き方を社員に明確に示せることが求められる

 それぞれ求められているリーダー像は、日本では「部下に対してキャリアイメージを伝え、話を聞き取り、問題の本質を把握する能力がある」、中国では「言い訳や、根拠のない自信を持たないことなど品位が低くないこと」、韓国では「仕事に自信があり問題解決能力を高く持っていること」となった。

 こうした差が出た理由について川上コンサルタントは「経済情勢と価値観の違いが背景にある」と分析する。

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