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“クソッタレ撲滅”で職場いじめ解消を

ロバート・サットン米スタンフォード大学教授に聞く

2008年6月7日(土)

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 部下や同僚に虐待や嫌がらせをする「職場いじめ」──。被害者にやる気を失わせ、ひいては職場の生産性を低下させる深刻な問題だ。

 日本の企業でも広がりつつあるこの問題に組織論の見地から切り込んだ。被害者たちに対処法を示すだけでなく、企業が職場からいじめをなくす“クソッタレ撲滅ルール”の具体例まで提示する。

 企業の経営幹部に対し、独自のルールを導入して「クソッタレ」社員を撃退せよと訴える。
(本誌による要約 日経ビジネス 中野目 純一)

写真1

ロバート・サットン(Robert I. Sutton)氏
米スタンフォード大学工学部教授。専門は組織行動論、組織管理論、イノベーション理論。1983年に米ミシガン大学で博士号を取得。著書に『実行力不全』(共著、ランダムハウス講談社)、『あなたの職場のイヤな奴』(講談社)など

(写真 鍋島 明子、以下同)

 私はひょんなことから、職場いじめをテーマとした本を出版しました。米国のマネジメント誌「ハーバード・ビジネス・レビュー」に短いエッセイを書いたのが発端です。それが数多くの読者の反響を呼び、読者自身が見聞した職場いじめの実例を記した電子メールが、私の元へ次々と送られてきたのです。

 それで本を書いたわけですが、その後も読者からのメールは舞い込み続けています。このほど日本語版の『あなたの職場のイヤな奴』(講談社)を出しましたが、出版する前から実は、日本の方々からも電子メールを受け取っていた。「日本にも同じような問題がある」と指摘する内容でした。

 この本は思いがけず、米国だけでなく海外でもベストセラーになりました。多くの読者の関心を引いた第1の理由は題名でしょう。

 原題の『The No Asshole Rule(クソッタレ撲滅ルール)』はもともと、私の職場で新任教授を選定する際に適用してきたルールの名前です。たとえノーベル賞の受賞者でも一緒に働いて不快な人、すなわち「クソッタレ」を雇わないようにするために作られました。

 どこの職場にも和を乱す“イヤな奴”がいるものです。そうした人に周囲が抱く思いを「クソッタレ」という言葉がストレートに表していた。それで多くの読者の目に留まったのでしょう。

 もう1つの理由は、先にも言及したように職場における「いじめ」や上司による部下の虐待といった問題が、米国をはじめ多くの国で深刻になっていることがあると思います。

「クソッタレ」にならないと契約書で誓わせる

 職場の雰囲気を険悪にする「クソッタレ」は、大きく3つに分けることができます。まずは、誰彼となく怒鳴り散らす人ですね。

コメント1件コメント/レビュー

同僚ならくっそたれで済むかもしれないが、選べない上司がまさにくそったれの場合どうしようもない。 いじめの定義は、ボスがいてボスの言動の下、組織が個人に対して、嫌がらせをやることである。 これはなかなか外に出にくい。組織での隠蔽があるし、組織全体で動いているとその組織員は嫌がらせの自覚がない場合がある。しかも最悪の場合そのボスは仕事が見かけ上できる場合である。そのボスは彼の上司に対して気に入られるためにすることは、コストを無視して真に必要な仕事を無視してでも自分の組織全体を使って、彼の上司にサービスをするのである。結果、そのボスは上司からの信任が厚くなる。いじめられているものがボスの上司にタレこんでも相手にされないことになる。もし仮の組織の中の一員がその仕事のやり方に疑問を呈して進言すると、いじめの対象になってしまうのである。最低の考課を永久につけられる。 馬鹿は死ななきゃなおらないを実感として体得することとなる。会社はつぶれなきゃ、ボスのいじめは直らない(収まらない)のである。このような実態も現実にはあるのである。(2008/06/09)

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「“クソッタレ撲滅”で職場いじめ解消を」の著者

中野目 純一

中野目 純一(なかのめ・じゅんいち)

日経ビジネス副編集長

2012年4月から日経ビジネス副編集長。マネジメント分野を担当し、国内外の経営者、クリステンセン、ポーター、プラハラードら経営学の泰斗のインタビューを多数手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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同僚ならくっそたれで済むかもしれないが、選べない上司がまさにくそったれの場合どうしようもない。 いじめの定義は、ボスがいてボスの言動の下、組織が個人に対して、嫌がらせをやることである。 これはなかなか外に出にくい。組織での隠蔽があるし、組織全体で動いているとその組織員は嫌がらせの自覚がない場合がある。しかも最悪の場合そのボスは仕事が見かけ上できる場合である。そのボスは彼の上司に対して気に入られるためにすることは、コストを無視して真に必要な仕事を無視してでも自分の組織全体を使って、彼の上司にサービスをするのである。結果、そのボスは上司からの信任が厚くなる。いじめられているものがボスの上司にタレこんでも相手にされないことになる。もし仮の組織の中の一員がその仕事のやり方に疑問を呈して進言すると、いじめの対象になってしまうのである。最低の考課を永久につけられる。 馬鹿は死ななきゃなおらないを実感として体得することとなる。会社はつぶれなきゃ、ボスのいじめは直らない(収まらない)のである。このような実態も現実にはあるのである。(2008/06/09)

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三品 和広 神戸大学教授