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今こそ地方に目を向けよ

対談 中曽根 康弘 VS ジェラルド・カーティス(最終回)

  • 廣松 隆志

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2008年6月15日(日)

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 中曽根康弘元首相と、ジェラルド・カーティス米コロンビア大学教授の両氏の対談の最終回をお届けする。対談の最後は、カーティス教授の新刊『政治と秋刀魚』(日経BP社)について語ってもらった。

(聞き手は日経ビジネス オンライン編集長 廣松 隆志)

 ―― カーティス先生の『政治と秋刀魚』という新刊本では、中曽根先生が48歳の時にお2人が出会った頃のお話もあります。

中曽根康弘元首相(左)と米コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授

中曽根康弘元首相(左)と米コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授
(写真:清水 盟貴、以下同じ)

 中曽根 カーティスさんに、本をいただくと、2晩で読んでしまった。本を読んで、一番驚いたのは何かというと、「日本語は美しい言葉」であるということだ。私自身は日本語が美しいと思ったことは、正直、一度もなかった。

 しかし、カーティスさんは、平仮名や片仮名、漢字、あるいは文法で「である」が一番後ろにくることなどをとらえて、日本語は世界の言語の中でも非常にバラエティーに富んだ美しい言葉と指摘されている。それを呼んで「なるほど」と感心した。

 ―― カーティスさんの代表作である『代議士の誕生』(サイマル出版会)で描かれている故・佐藤文生氏の人選には、中曽根先生の推薦があったとか。

 カーティス そうです。当時、私は大学院生で23歳でした。東京には、誰かの選挙を通して、日本のグラスルーツ(草の根)の民主主義を勉強したいと、やって来ました。その時に中曽根先生にお会いしました。

中曽根 康弘・元首相(左)とコロンビア大学のジェラルド・カーティス教授(右)

中曽根 康弘・元首相(左)とコロンビア大学のジェラルド・カーティス教授(右)

 その時、中曽根先生は、「この人はいい人だが、方言があるから、君の日本語の能力では難しいだろう」などと相談に乗ってくれた中で、大分県の佐藤文生さんに電話をしていただいた。それが私の日本の専門家としての出発点ですから、その日の出会いを、今も昨日のことのように覚えています。

 中曽根 カーティスさんは「日本のことを一生懸命、学びたい」というお考えで来られた。それならば、やはり地方から知るべきではないか、と考えたのです。地方を見てから東京へ戻ってくる方がよいと。

 地方で2~3年、日本のおかみさんが洗濯をしているところとか、子供がけんかをしているところとか、そういうところをよく見たうえで東京に来てはどうかというアイデアを申し上げた。そうして地方に行かれたら、結局、大分の方言まで覚えるくらいになってしまった。

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