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成長する香港上海銀行が
店舗開発で一番気にしていること

  • 清水瑛紀子

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2008年6月19日(木)

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  さて、先週に引き続き、米国の風水事情についてお話しをしますが、その前に風水鑑定がどのように行われるのか、簡単にご説明したいと思います。

 読者の中には、風水といえば「西に黄色いものを置く」などのおまじないのようなものだと思われているかもしれません。が、そんなに単純ではありませんし、家相のようにどの家でも同じではありません。また、水晶を使ったり、呪文を唱えたり、龍や八卦鏡などの開運グッズを置いたりするものと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そうでもありません。

風水鑑定とは建物の環境をみること

 風水鑑定とは建物の竣工年月と建物の座向(表と裏)をもとに羅盤(ローパン)と呼ばれる中国コンパスでその建物の詳細な状態を測定し、それによって建物が持つ“エネルギー”を分析することです。その分析によって建物の吉凶を判断し、エネルギー調整のための修正を与えることでもあります。

 「吉凶を判断する」という言い方も不思議に思われるかもしれませんが、中国風水ではエネルギーには、よいバランスと悪いバランスがある、と考えられており、これを数字で出します。ここでは詳しい計算方法は述べませんが、ERP(Enterprise Resource Planning)というITのシステムコンサルタントを本職とする私が風水に興味をもったきっかけは、コンピューターの数字は二進法で表現され、それと同様の考え方が風水の基礎にもあったことでした。この環境の計算を「玄空飛星」もしくは「フライングスター」といいます。

 この建物の環境バランスを計算することに加え、風水鑑定で重要なのは現地に赴き周辺を観察することです。目に見える有形のもの、土地や道路、山、建物、地形などの判断も重要です。この2つを「理気法」と「形勢法」と呼ぶこともあります。風水鑑定では両方を用いて行います。

LA 香港上海銀行

LA 香港上海銀行

 さて、話を米国の風水事情に戻します。総資産最大と言われている香港上海銀行。この銀行は、米国でも貸出高のシェアを伸ばし、営業網を広げています。

 特に西海岸は香港や中国などのアジア人が多く、毎年どこかの地域でいくつもの支店がオープンしています。最近では、大規模・小規模問わずショッピングモールが再開発地で建築されており、こういう商業施設に銀行が入店していることが多くあります。香港上海銀行も、このような顧客吸引力の強い立地に支店を設けていますが、立地選択・オフィス等の配置には風水鑑定が活用されています。

香港上海銀行は金庫の場所を一番に考えている

 銀行の場合、重要なのはメインエントランスの場所なのですが、実は、最も優先的に考えるのは「どこに金庫を設置するか」です。銀行にとって金庫の場所、金庫室というのはとても重要な場所だからです。銀行の信用を表し、クライアントの大切な書類等を保管する設備で売り上げにも影響を与えます。

 1回目の「コーヒーチェーン」の話でも触れましたが、お店の金庫はレジと同様に金運の良いエネルギーに設置しなければならないと考えられています。そして、それは目立つ場所にあってはいけませんので、工夫がいるのです。

 金運の良い場所とお金に良いエネルギーは建物によって異なります。竣工年と建物の向きをベースにした分析で、環境を計算し、金運のよい場所を特定し、金庫の場所をアドバイスします。さらにはエントランスなどのバランスを判断し、エネルギーバランスがよくなるよう適切な処方せん(レメディ)を施す。これが鑑定なのです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長