あと1カ月で開催される北京オリンピック。聖火リレーでトーチから火が消されるなどの抗議活動が多く報道され、やきもきさせられました。選手たちの卓越したパフォーマンスに世界中が感動する素晴らしい機会となることを祈るばかりです。
北京オリンピックと風水
今回はその北京オリンピックと風水、紫禁城についてお話しします。
開会式・閉会式が行われるメインスタジアムは「四神相応」の考え方に基づいて作られています。四神相応の地形とは「東に川、南に海や湖または広い低地、西に大路、そして北に山や丘」の地理環境を備えた土地のことです(詳細は用語解説 四神相応)。
このスタジアムの北には広大な森林が広がっています。森林ですから高い木々が広い範囲で密生しており、防風の役割を果たします(四神相応の「山」の役割です)。
その森林にある人工池から、スタジアム会場に向かって、人工の川が曲線を描きながら流れています。この川の形がまさに天に昇る「龍」の形をしています(写真を見て分かるように、スタジアム横に工事中の人工川があります・・・)。

工事中の北京・オリンピックスタジアム
その「龍」の流れが止まるところが、ちょうどメインスタジアムの南に位置するところになります。

人工の川は南で止まっている
四神相応では「南は低地もしくは南に川や湖があるといい」と説明しました。川や湖は水。風水では、水は財(お金)を管理します。
風水では、「気」の流れは「水」によって止まると考えられ、気の流れ(=龍脈)の止まるところは発展すると信じられています。水は川であり、湖であり、海。これらは昔から情報や人の交流を促進させる役割があります。東京、ニューヨーク、ロサンゼルスや香港、シンガポール、モナコなど大都市の多くは海に面しています。「水に近いところは栄える」というのは迷信ではなく、地理学環境学の視点から生まれたものなのです。
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