本気が作る「やる気」人間
このコラムについて
父親の事業の失敗、貧困、迫害そして希望の地日本から受けた裏切り――。インドネシア出身の早稲田大学教授、カワン・スタントは、いくつもの壁を乗り越え工学、医学、薬学、教育学と4つの博士号を取得した異能の人物。彼は世間一般が持つ大学教授のイメージとはかけ離れた熱血指導で、学生の心を振るわせ、やる気を育んでいく。これといった目的を持てず閉塞感に苛まされることが多くなった日本人に、スタントの生き様、そして指導法は、必ず響くものになるだろう。
記事一覧
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2009年7月15日
第15講「他人実現」が絆を生む
経済産業省でキャリア官僚だった田辺孝二は「日本の教育は、日本という島国の中でどう生きていくかばかりで、世界の中でどう生きていくかを教えない。それを教えるのが、スタント先生だ」とスタント・メソッドを高く...
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2009年4月4日
第14講 「止まった情報」の価値を知る
長崎国際大学薬学部の教授、荒川正幸は、新入生を対象にある実験を行った。最初の講義で学生たちに小論文を読ませて、中身の概要をまとめて書かせたのだ。
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2009年2月28日
第13講 無反応という反応がある
「周囲の学生を見て、何も感じなかった?」「…別に何も感じない」 「自分の心に変化はなかった?」「…特に」
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2009年2月14日
第12講 気持ちとは裏腹の表現がある
「あなたの英語は聞き取れない」「先生は、すべての日本の学生がバカだと考えるのですか」。その感想文を見てスタントは「要注意」の印をつけた。
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2009年1月17日
第11講 やる気にもリバウンドがある
「先生、ボクの変わる姿を見てください。今日から物語は始まります」。2008年11月13日、早稲田大学国際教養学部教授のカワン・スタントは「デジタル基礎技術」7回目の講義後にある学生が書いた感想文に、涙...
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2008年12月26日
第10講 教えの喜びは、教師の特権にあらず
「私のクラスで、また新たなキセキが起こっています」。カワン・スタントは、興奮を抑えきれないような語り口で、編集部に電話をかけてきた。
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2008年12月13日
第9講 遊びを持てば、学びが始まる
「この1年で起こったあなたにとってのビッグニュースは何ですか?」。広島市立大学情報科学部教授の吉田彰顕は、受け持つ学生たちに講義の最後にA4の紙を1枚配り、こう問うた。
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2008年11月29日
第8講 苦しい時こそ「考える」より「動く」
堤陽子が自分の仕事に「教育」を意識し始めたのは、大学時代にアルバイトで予備校の講師をしていた時だった。人に物事を教えて、その人が知識を習得し、無事に念願の大学へ入ってくれることが何よりもうれしかった。
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2008年11月15日
第7講 人を動かすのは、野心ではなく本心
インドネシア人として、初めて日本の大学教授となった早稲田大学国際教養学部教授のカワン・スタントは、オバマ勝利の最大の理由を「本心で真理を語り続けたことにある」と語る。
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2008年11月1日
第6講 まず変わるべきは部下ではなく自分
「気がつけば、部下に対して『ありがとう』を言う回数が増えた」。福岡地所の商業事業本部に勤める榎本佳勝は、部下とのコミュニケーションが一変したことを、うれしそうに語る。
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2008年10月18日
第5講 悩みを打ち明ければ、道は開く
早稲田大学国際教養学部4年生の並木舞衣は、この夏、卒業論文のプレゼンを行った。テーマは「スタント・メソッドの臨床研究」だ。
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2008年10月4日
第4講 逃避する決断が、新たな一歩を生む
そんなスタントも、心身ともにズタズタになり、心の病に悩み、今でも時折、その病魔に苦しめられることがある、と言えば信じられるだろうか
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2008年9月20日
第3講 内発的動機づけが人を変える
「自分のやりたいことを見つけられたの? なんて素晴らしいことなんだ! 絶対にその情熱を無駄にしてはいけない」
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2008年9月6日
第2講 手を差し伸べれば、挫折から成長に
早稲田大学国際教養学部に通う4年生の岡原光希は、2年前、真剣に悩んでいた。「自分は落ちこぼれ。周りの優秀な人たちに比べて自分は何のスキルもない。親の期待に背くけれど、学校を辞めたい・・・」と。
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2008年8月23日
第1講 始まりは幸せを感じることから
チャンスを気づかせてこそ、人は伸びる
学べる幸せ、教えられる幸せ――。カワン・スタントは、教える側にも、教わる側にも、この「幸せ」をしっかりと感じ取って欲しいと切に願う。
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2008年8月9日
プロローグ 真剣にぶつかってこそのホンネ
夏の陽でさえ傾き始める18時過ぎ。東京都新宿区にある早稲田大学の国際教養学部教授のカワン・スタントは、自身の教授室でぐったりと疲れた体に最後のムチを入れ、学生たちが書いた授業の感想文に一枚一枚、ゆっく...
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