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なぜ、M&Aは失敗する確率が高いのか

自分たちは自分たちのことは全く分かっていない!

  • 松田大介

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2008年8月8日(金)

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 今年も間もなくお盆の時期を迎える。読者の皆様は、盆休みを意識されている時期ではないかと思う。今年の盆休みは物価上昇の影響で節約志向になりそうだが、例年は航空機もパッケージ旅行もいっぱいになる。

 このような時に「割安」、もしくは「確実」に予約をする方法は、ご存じの通り「早め」の予約である。つまり、早い時期から予定を立て、早い段階でチケットを予約する。そうすると割安で買える。しかし直前に買おうとすると、例えば航空券であれば料金が上がったり、そもそも空席がなかったりという、「本人的には」予想外のことが起こる。こうなると、他の手段を探したり、スケジュールや目的地の変更も検討するなど、あたふたと再調整を強いられてしまったりする。

「事前の計画が重要です」と言われても

 これをM&A(企業の合併・買収)の世界に当てはめれば、事前の計画と言える。確かに、支払った対価に応じた果実を得たいのであれば、M&Aほど事前の計画が重要なモノはないと思う。しかしここで「失敗しないようにするためには、事前の計画が重要なんです」と述べたとしても、読者の皆様からすれば「そんなことは言われなくても分かっている」となるだろう。当然だと思う。

 企業活動における事前の計画の重要性が問われない状況というのは、例えて言うならば、行き当たりばったりでも勝ち続けることができる、つまり競合が存在せず独占状態であり、かつ今後も競合の新規参入がないような状況だからだ。資本主義の下で行われる企業活動において、そのような状況はそう思い浮かばない。

 しかし、重要なことであることには変わりない。そこで、事前の計画とともに「なぜ、M&Aは失敗する確率が高いのか」というテーマで議論された、ある会議室での実話を可能な限り再現しながら述べていきたい。

ある会議室のスクリーンに映し出されたスライド

図表

 この図はスタート地点である左のM&A戦略策定から、マッチング、基本合意と右側へ進んでいき、ポストM&Aの統合に至る一連の流れにおいて発生する金額と労力の推移を示しており、左の軸が金額、右側の軸が労力である。M&AのスタートからポストM&Aの統合までにおいて、会社が持つ経営資源をどう配分するのか、という根本的な問いかけをするために準備したものだった。

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