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【誤算の研究】リコー

行き過ぎた技術志向、成長商品でシェア取れず

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2008年10月29日(水)

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 日経ビジネスは2009年10月に創刊40周年を迎えます。そのカウントダウン企画として、過去の記事の中から、人気シリーズ企画「誤算の研究」を毎日掲載していきます。企業戦略の現実は理論書の通りには進みません。戦略の本質は、むしろ誤算の中に隠れています。その後の成長を確実なものにした企業あり、再編の渦に巻き込まれて消滅した企業あり、ケーススタディーの対象は様々です。記事に描かれているのは過去の出来事とはいえ、時代を超えた企業経営の指針が読み取れるはずです。

* * *

1991年10月7日号より

 リコーの収益低迷が続き、キヤノンとの差が拡大している。プリンター、複写機などで高性能の商品開発に走り、普及価格帯の機種を投入できなかったのが原因だ。

(中川 貴雄)

 「プリンターと複写機の売れ筋商品で出遅れたために、業績が伸び悩んでしまった」――リコーの浜田広社長は悔しそうな面持ちで言う。

 リコーの低迷ぶりは、ここ数年の業績をキヤノンのそれと比べてみると、よく分かる。メカトロニクスの技術革新の波に乗って成長してきた両社は製品構成もよく似ており、業績も抜きつ抜かれつの、良きライバルだった。ところが、大きく水が開いてきた。

 1987年度決算(リコー88年3月期、キヤノン87年12月期)までは営業利益、経常利益ともに同程度だった。しかし90年度は売上高はキヤノンが前年度に比べ14%増の9312億円だったのに対しリコーは同3%増の6774億円。経常利益では、キヤノンの732億円に対し261億円にとどまった。

 91年度決算では、差はさらに広がる見込みだ。特に営業利益見通しでは、キヤノンは640億円(90年度577億円)に増加するのに、リコーはその6分の1以下の95億円(同173億円)にまで落ち込む見通しだ。

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