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【日本を救う小さなトップランナー】
ヤマシタワークス(金属製品の加工、研磨)

職人不要の鏡面仕上げ

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2008年11月21日(金)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。

* * *

2008年2月11日号より

職人技とされていた鏡面仕上げを、素人でも簡単にできるように装置を開発。
製菓会社に勤めた経験を生かして、研磨業界の常識を覆した。
自動車部品メーカーなどからの受注が相次ぎ、タイ拠点を拡大する。

(小笠原 啓)

 金属部品の寿命は「美しさ」で決まる。例えば金型。目に見えないような微細な出っ張りが表面にあると、使っていくうちに金属が引っかかるようになり、「型離れ」が悪くなる。そこで必要とされるのが、表面を鏡のように磨き上げる「鏡面仕上げ」の技術だ。

エアロラップでの鏡面仕上げを指導する、ヤマシタワークスの山下健治社長 (写真:福島 正造)

エアロラップでの鏡面仕上げを指導する、ヤマシタワークスの山下健治社長 (写真:福島 正造)

 鏡面仕上げは従来、熟練した技術がいる「職人技」とされてきた。磨く金属によって研磨方法が異なるうえに、自動車のギアなど複雑な形状の部品を仕上げる作業は、手作業に頼らざるを得なかったからだ。

 しかし、そんな常識を覆してしまった町工場がある。兵庫県尼崎市に本社を構えるヤマシタワークスだ。

 「これまで職人さんが半日かけて磨き上げていた部品でも、うちならパートさんが数十分で仕上げられます」

 山下健治社長はそう豪語する。

 「その秘密がこれです」

 山下社長はある装置を指さした。ヤマシタワークスが開発した「AERO LAP(エアロラップ)」(写真上)だ。

 エアロラップは、ガラス工芸などに用いられる「サンドブラスト工法」を応用した装置。研磨剤を金属に吹きつけて、表面を磨く仕組みだ。

食品にダイヤモンドをまぶす

 しかし、砂やダイヤモンドの粉末といった通常の研磨剤を吹きつけるだけでは、金属表面が削れるだけで鏡面にはならない。「表面を研磨剤で“叩く”ことになるので、細かい傷がついてしまう」(山下社長)からだ。

コメント1件コメント/レビュー

「日本を救う小さなトップランナー」とあるが過去4社の売り上げを合計しても数十億円である。世界をマーケットとすれば少なくとも20倍にはなるのではないか。このような素晴らしい技術を日本の国力アップにつなげていく国としての取り組みは出来ないのかと思う。経営者としては、今でも十分儲かっている、更に大きくしてもわずらわしい、と思う人もいるし気持ちもよく分かる。又、大きくしたいが人材とお金が無いという人もいるでしょう。日本は外国からお金を持ってこなければ生きていけないことを思えば、経営者も自分の満足だけではなく日本の将来を考え、外国からお金を稼がなければならないと言う気持ちを持って欲しい。国はそれを後押しする政策を考え実行して欲しい。(2008/11/24)

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「日本を救う小さなトップランナー」とあるが過去4社の売り上げを合計しても数十億円である。世界をマーケットとすれば少なくとも20倍にはなるのではないか。このような素晴らしい技術を日本の国力アップにつなげていく国としての取り組みは出来ないのかと思う。経営者としては、今でも十分儲かっている、更に大きくしてもわずらわしい、と思う人もいるし気持ちもよく分かる。又、大きくしたいが人材とお金が無いという人もいるでしょう。日本は外国からお金を持ってこなければ生きていけないことを思えば、経営者も自分の満足だけではなく日本の将来を考え、外国からお金を稼がなければならないと言う気持ちを持って欲しい。国はそれを後押しする政策を考え実行して欲しい。(2008/11/24)

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三品 和広 神戸大学教授