• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

【日本を救う小さなトップランナー】
日東産業(ウレタンの裁断・加工装置開発)

職人の裁断技術を再現

  • 日経ビジネス

バックナンバー

2008年11月25日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。

* * *

2008年2月18日号より

ソファやマットレスに使うウレタン素材。その裁断装置でシェア70%を握る。
縦、横、カーブと裁断方式は10種類以上で、立体加工技術も完成間近だ。
バイオトイレといった意外な製品にも、同社の技術が使われている。

(蛯谷 敏)

日東産業の三村社長

日東産業の三村社長。スポンジたわしの波状のカットも同社の技術で実現した(写真:的野 弘路、以下同)

 右の写真をまず見ていただきたい。

 日東産業の三村節夫社長が手に持つ凸凹の波状の素材、ウレタンは生活の様々な場面で使われている。

 ソファやベッドのマットレス、スポンジたわし、掃除機のフィルター。自動車のサンバイザーやドア、住宅の壁に使う断熱材など数多い。福井市に本社を構える日東産業は、これらの製品に欠かせないウレタンを裁断・加工する装置を製造する。

 売上高は約3億円(2007年6月期)。国内では裁断装置でシェアの70%を占め、アキレスやイノアックコーポレーション、ブリヂストンなどウレタン素材を扱う大手メーカーに納入している。

ミリ単位の正確さに強み

 「切る」という単純に思える作業も、対象がウレタンとなると、話は変わる。その難しさを、三村社長が解説する。

 「ウレタンは特殊な繊維が絡み合った化学素材。刃に一定の力を加えて裁断しなければ、繊維が刃に絡みつき、すぐに刃が傷んでしまう。かといって、力を加えすぎると、今度は摩擦熱によってウレタンが溶けてしまう」。ウレタン素材は軟質や硬質といった様々な種類があり、刃が合わなければすぐに使えなくなる。裁断には絶妙な刃のノウハウが要求されるのだ。

 このため、日東産業では、ウレタン素材の硬さや切り方に応じて0.5mmから1.2mmの専用の刃を、0.1mm単位で用意。それらを研ぎ、鋭さを調整して装置に使う。ウレタンを裁断する際に刃に加える力、刃の動くスピード、裁断の角度も細かく計算している。

「日経ビジネスが描いた日本経済の40年」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

組織を正しい方向に導き、 作り変えていける人が、優れたリーダーです。

ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長