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「堅実なる事業」を「大胆に剛健に」やるべし

2008年11月29日(土)

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我国の有様は、是迄やり来た仕事を大切に守って、間違いなくやつて出るといふよりも、更に大に計画もし、発展もして、盛んに世界列強と競争しなければならむのである。【青淵百話:『元気振興の急務』】

 これは、渋沢栄一が大正時代に話したと思われる講演録からの一節です。当時は歴史上でも、日本がもっとも豊かさに恵まれていた時代でした。そのような「黄金時代」において栄一が鳴らした警鐘とは、「もっと、元気を出せ!」でした。

 およそ90年前、戦前の日本は現在から見れば、非常に活力に満ちた社会であったように見えます。ところが、明治維新の時代から日本の近代化に貢献してきた老人・渋沢栄一の目には全く違う社会風景として見えていたようです。

前回の英文記事※1をご参照ください。

 「頃日来社会の上下一般に元気が銷沈して、諸般の発達すべき事柄が著しく停滞し、来たやうである。」

 栄一の言葉から推測すると、停滞の原因とは、それまでの成功だったようです。

 「これは要するに社会が稍々秩序的になつた共に、人々が何事にも慎重の態度をとるやうになって来たから、其の余弊として斯の如き現象を見るに至ったことであらう。」

前回の英文記事※2をご参照ください。

 明日が今日より良くなると信じるより、明日が今日と同じであれば良しとし、社会が一般的に「ことなかれ主義」に陥っている――。まるで、現在の日本社会の現象に嘆いているようです。

 「其の日其の日を無事に過されへすればそれでよいといふ順行のあるのは、国家社会にとつてもっとも痛嘆すべき現状ではあるまいか。現在我国の情態では未だ左迄沈着や慎重を尊ぶべき時代ではない。」

前回の英文記事※3をご参照ください。

 銀行という職業は、今までやってきたことを大切に、間違いなくやるということだと思っていました。ただ、日本の銀行の創始の意志は違います。

 「我国の有様は、是迄やり来た仕事を大切に守って、間違いなくやつて出るといふよりも、更に大に計画もし、発展もして、盛んに世界列強と競争しなければならむのである。」

前回の英文記事※4をご参照ください。

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