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【誤算の研究】パソコンベンチャー、アキア

在庫管理、保守体制に不備 カシオ傘下で再起を図る

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2008年12月3日(水)

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 日経ビジネスは2009年10月に創刊40周年を迎えます。そのカウントダウン企画として、過去の記事の中から、人気シリーズ企画「誤算の研究」を毎日掲載していきます。企業戦略の現実は理論書の通りには進みません。戦略の本質は、むしろ誤算の中に隠れています。その後の成長を確実なものにした企業あり、再編の渦に巻き込まれて消滅した企業あり、ケーススタディーの対象は様々です。記事に描かれているのは過去の出来事とはいえ、時代を超えた企業経営の指針が読み取れるはずです。

* * *

1999年3月8日号より

最先端パソコンを直販体制で販売し成功、一世を風靡した。
だが、マック互換機事業の失敗や修理体制の不備で経営が頓挫。
今年2月にカシオ計算機の傘下に入り、再起を図る。

(多田 和市)

 「昨年1年間は、資金繰りや事業の売却先探しなどで本当に苦労しましたが、晴れてカシオ計算機の傘下で再起を図ります」

 こう話すのは、一時はパソコンのベンチャー企業として一世を風靡しながら、深刻な経営難に直面していたアキアの飯塚克美社長だ。アキアは、今年2月1日にカシオと合弁で新会社を設立(社名はアキア)。資金、生産管理、保守サービスなど、カシオの全面的な支援を受けて経営再建の途上にある。旧アキアは休眠会社になり、約7億円の負債を引き継ぎ、新会社の利益の一部で返済する計画だ。(4ページ参照)

 新会社の社長になった飯塚氏は、ほぼ毎週パソコン製造パートナーの台湾企業を訪問するなど、大企業にない商品の開発に全力投球している。

利益が出たのは初年度だけ

 「大企業にはできない差別化商品を投入できるかが勝負だ」と断言する飯塚社長にとって、1995年9月の会社設立以来、この3年半は激動に次ぐ激動だった。

 最初の製品を発売してから1年で売上高100億円を達成。しかも初年度から黒字という好スタートを切りながら、2年目からは売り上げが急降下。98年6月期の売上高は前年の124億円から70億円に落ち込み、13億円強の経常損失を計上した。「最後の1年間は資金繰りの悪化で満足に商品企画すらできなかった」(飯塚社長)。

 アキア挫折の要因は、3つの誤算に集約できる。マッキントッシュ互換機事業の失敗、修理体制不備による在庫の急増など管理システム上の失敗、それに米国進出に代表される短期間の無謀な投資計画だ。

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