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【日本を救う小さなトップランナー】
シコー技研(小型モーターの開発・製造)

インテルに入ってるモーター

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2008年12月4日(木)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。

* * *

2008年4月28日・5月5日号より

芯のない小型モーターを開発し、携帯電話の振動機能に貢献した。
米インテルのCPUやオートフォーカスカメラにも同社のモーターが内蔵。
あくまで「ユーザーの視点」を重視する開発体制で、ヒット機能を創る。

(鈴木 雅映子)

 ポケットに入れた携帯電話が「ジィジィジィ」と小刻みに動き、着信があったことを伝える。携帯を振動させているのは、超小型モーターだ。 

 今では当たり前の振動機能が広く普及した背景には、米国の巨大企業と日本のベンチャー企業の協力があった。

 米モトローラが、世界最小となる携帯を開発中に振動機能を搭載しようと、小型モーターを探していた時のこと。日本の電機メーカーの担当者が“お土産”を出した。それこそがシコー技研の振動モーターだった。

 携帯に組み入れる部品では、小ささと馬力が重視される。当時の端末の大きさは、横7cm、縦9cm、厚み2cmほど。この小さい電話に、基板やコネクター、各種部品を組み込む。モトローラが部品を探していた頃、シコー技研は世界最小の直径4mmの振動モーターを開発した。だからこそ“お土産”になるほどだったのだ。

白木学社長

携帯電話のカメラに使うオートフォーカス用小型モーターを手に持つ白木学社長(神奈川県の本社で)(写真:菅野 勝男、以下同)

 シコー技研のモーターは小さく、軽く、そして薄い。その理由は白木学社長が開発したモーターの構造にある。

 まず、電気を流す導線を巻きつける芯がない。従来のモーターは導線を芯に巻きつけてできていた。巻きつけると形状を保ちやすいためだが、一方で芯の分だけ体積も大きく、重量も増えてしまう。そこでシコー技研は芯をなくして、体積と重量を約3割減らした。

 また細い導線を使ってもいる。モーターの馬力は導線の長さに比例するため、細い導線を使うことで、小さくても馬力を落とさない。

 とはいえ、細い導線を使い、かつ芯をなくすことは容易ではない。そこでシコー技研は、製造方法から見直した。

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