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原点回帰から「涙そうそう」は生まれた

壁に突き当たったBEGINを変えたもの

  • 星 良孝

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2008年12月4日(木)

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 日経ビジネスは11月24日号の特集で、「縮み志向を吹き飛ばせ!熱い職場」と題して従業員の士気の問題を取り上げた。連動インタビューとして、企業トップや現場のリーダーの声をお届けしていく。シリーズ第9回は芸能タレントや音楽家などの育成、管理を行うアミューズの畠中達郎社長。

 多くの所属アーティストをスランプから救った経験から、「モチベーションアップに大切なのは原点回帰」と語る。

 アミューズは、アーティストをマネジメントして、音楽や映像、舞台といったエンターテインメントのソフトを作る会社です。今年で創業30年。私は創業時から会社に参加しました。従業員数は数人でしたが、今やグループ会社を合わせて約300人になりました。所属するアーティストは160組以上です。東京証券取引所第1部に上場も果たしました。

畠中達郎(はたなか・たつろう) 1957年11月、神奈川県生まれ。高校卒業後、78年に、創業当初のアミューズに入社。99年、マネージメント部門担当執行役員。2001年、常務取締役マネージメント部門担当。副社長を経て、2007年6月、社長に就任。

畠中達郎(はたなか・たつろう) 1957年11月、神奈川県生まれ。高校卒業後、78年に、創業当初のアミューズに入社。99年、マネージメント部門担当執行役員。2001年、常務取締役マネージメント部門担当。副社長を経て、2007年6月、社長に就任。

 アーティストという才能とどう出会って、育成していくか。私たちの仕事そのものです。アーティストと言っても、アミューズにとっては従業員の話をすることと同じです。私たちの会社は定着率が比較的高い。必然的に長い時間を、アーティストと過ごします。

 アーティストのプライベートは関知しないという建前がある一方で、仕事をやって終わりというわけにいかないことも確かです。私たちは個人の生活についてもきちんと管理する責任も持っています。いわば、家族のようになるのです。

 アーティストの育成という意味で印象深いグループがあります。来年デビュー20周年を迎える「BEGIN(ビギン)」というバンドです。

アーティストが壁にぶち当たった日

 BEGINは、「イカ天」=「いかすバンド天国」という番組から世に出ました。バンドが競い合ってチャンピオンを取っていくもので、BEGINは初代チャンピオンでした。アミューズが番組制作をしており、1990年にデビューする時に、私は若干かかわっていました。私たちの会社の規模がまだ大きくない頃のことです。

 デビューからおよそ10年間、BEGINはデビュー曲である「恋しくて」以外には大きなヒット曲を出していませんでした。沖縄出身の人柄を生かし、ライブを主な舞台に活躍してきたのです。

 しかし、石垣島の時間の流れからすると、速いペースの活動は大変だったのだと思います。90年代は、1年間にシングルレコードを2~3枚、アルバム1枚を出し、コンサートをしていくというパターンがありました。ゆっくり音楽を作りたいというBEGINの思いとは離れていたようです。そして、およそ10年目にして、BEGINは煮詰まっていました。

 BEGINは私のところに相談に来ました。場合によっては、辞める覚悟だったのだと思います。多くの人が経験することでしょう。環境が変わる中で、知らず知らずに自らも変わっていく。中には、変えるべきではないことも変わってしまう。

「石垣島」を活動の軸に据え直す

 私たちは音楽が流れるアメリカンバーで話し合いました。イーグルスやジャクソン・ブラウンといったサザンロックが流れているところでした。BEGINはアミューズに内緒で、そのバーでライブをやっていたということでした。

 そこで話したのは音楽を始めた原点についてでした。何のためにバンドをやっているか。そこで、お互いに、儲かるためとかではなく、好きな音楽をやることが一番大事なのだということを話しました。彼らは悩んでいました。音楽活動を続けたいという気持ちで活動しているのではなく、バンド活動をやらされている気持ちになっている、と。

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