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【日本を救う小さなトップランナー】
ウェルシィ(地下水浄化システムの製造・販売)

水道代も下げるおいしい水

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バックナンバー

2008年12月10日(水)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。

* * *

2008年6月2日号より

地下水浄化システムを開発。水道料金の削減効果で販売先を増やす。
災害対策、地域安全の意識の高まりを受けて病院や学校などにも好評。
4月には上海の展示会に参加、中国進出を視野に入れる。

(宇賀神 宰司)

 ショッピングセンター、スポーツクラブなど集客数が多く、上水道の利用が頻繁にある施設。それらの施設で大量の水を確保するために、地下水を使うところが増えている。 

 施設に向け、地下水浄化システムを販売するのは、ウェルシィ(東京都千代田区)だ。1997年に浄化システムを開発し、納入実績は700件を超える。市場シェアは60%に達している。

 地下水を使う大きなメリットは、水道料金の削減もある。日本の水道事業は、そのほとんどが地方自治体によって運営されている。そのため、地域によって料金はまちまち。最大で9倍近い格差がある。また大口利用者ほど単価が上がる地域も多く、大型施設や企業にはその負担が重くのしかかる。

ウェルシィの福田章一社長

中国・上海で4月下旬に開かれた「中国国際環境保護展覧会」で、商品説明をするウェルシィの福田章一社長 (写真:町川 秀人)

 ウェルシィの福田章一社長は「水道代金の高い地域では、自家用井戸を掘って地下水を使った方が設備投資を含めても安くなる」と語る。使用水量の8割を同社のシステムを使って地下水に切り替えた場合、20~30%程度のコスト削減になるという。

 ウェルシィが販売するシステムは、既存の水道と地下水を両方使う二元給水システムだ。80%が地下水、残り20%が水道水で混ぜて供給する。

 その理由を松本利彦ソリューション事業部長は「技術的には100%地下水に切り替えることはできる。あえてそうしないのは安定的な供給のため。地下水の水質は常時遠隔管理し、異常が起きた時は地下水を止め、水道水に切り替える」と説明する。システムの平均価格は3500万円。オフィス利用なら常勤 3000人以上の需要に応える。

 95年に起きた阪神・淡路大震災では導管の破裂などで上水道復旧に最長3カ月を要した。この反省から二元システムへの評価が高まっている。敷地から垂直に掘り起こす井戸は地震に強いとされ、さらに両方の水源を持つことでリスクを軽減できるためだ。

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