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【誤算の研究】石川島播磨工業

「野武士」は甦るか

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2008年12月15日(月)

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 日経ビジネスは2009年10月に創刊40周年を迎えます。そのカウントダウン企画として、過去の記事の中から、人気シリーズ企画「誤算の研究」を毎日掲載していきます。企業戦略の現実は理論書の通りには進みません。戦略の本質は、むしろ誤算の中に隠れています。その後の成長を確実なものにした企業あり、再編の渦に巻き込まれて消滅した企業あり、ケーススタディーの対象は様々です。記事に描かれているのは過去の出来事とはいえ、時代を超えた企業経営の指針が読み取れるはずです。

* * *

2005年2月7日号より

創業150年を迎えた直後、大型工事の失敗で巨額の損失を出した。
不採算事業の再建は遅れ、得意分野も損を出すなど収益源が細る。
かつての「野武士」に、ワンマン体制が残した澱とぬるさが漂う。

(国司田 拓児)

石川島播磨重工業の連結業績

 東京・大手町にある石川島播磨重工業本社9階の役員フロアの一室。2005年が明けてすぐ、社長の伊藤源嗣は、次期役員体制を巡って、相談役の1人である稲葉興作と向き合っていた。

 稲葉は現在81歳。社長、会長として計18年君臨し、1993年から8年にわたり日本商工会議所会頭も務めた。その実力経営者も2003年に取締役を退いており、伊藤が稲葉に人事案を持っていくのも前年までなら、単に事前承認を得る、手続きに過ぎなかった。

 今年は違った。稲葉は伊藤の人事案になかなか首を縦に振らなかった。そして強い調子で、逆に新体制の具体案を突きつけたようだ。本誌の取材に対し、稲葉は「経営者の実力はすべて数字が示す。伊藤社長には、もっとしっかりしろ、と言いたい」と話した。じれている。4年前、次期社長に伊藤を指名したのは、ほかならぬ、当時会長だった稲葉自身である。理由ははっきりしている。稲葉の言う「数字」、つまり業績の悪化に尽きる。

 2003年3月期の連結最終赤字96億円の主因は、主力取引銀行であるみずほフィナンシャルグループ株の評価損。この時は「本業は大丈夫」とも言えた。しかし、2004年3月期(前期)の赤字は383億円に達し、今期は当初見通しだった100億円の黒字を期中に30億円に下方修正した。1990年代半ばは安定して100億~200億円の最終利益を稼いだ。10年たった今、その力はない。


「船舶と同じ」に落とし穴

 1853年、江戸幕府が水戸藩に設立させた石川島造船所を起源とする石播は一昨年創業150周年を迎えた。

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押味 至一 鹿島社長