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【日本を救う小さなトップランナー】
仲代金属 (金属の特殊加工)

幅0.075mmの細切り職人

2008年12月17日(水)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。

* * *

2008年7月21日号より

ニッケルやアルミなどあらゆる金属を髪の毛ほどの細さに一気に切り刻む。
ハイテク家電に使われ、携帯電話向け電池部品で国内シェア60%を持つ。
営業も購買部隊もおらず、難しい金属加工の受託に絞って成長する。

(飯山 辰之介)

スリット加工機械が切り出す極細の金属に手を触れる安中茂社長(都内の本社で)

スリット加工機械が切り出す極細の金属に手を触れる安中茂社長(都内の本社で)(写真:都築 雅人)

 パソコンやデジタルカメラ、携帯電話など身の回りの電子機器は、小型化と高機能化が急速に進んでいる。

 それらの進化を陰で支えるのが、仲代金属が手がけるスリット加工と呼ばれる技術である。

 スリット加工とは、ニッケルやアルミニウムなどの金属を、細かい帯状に一気に切ること。金属の長さは最長で数百m、厚みは2mmほどまで対応できる。食品包装ラップより薄い0.002mmの厚さの金属を、幅0.075mmという髪の毛ほどの細かさに切ったこともあるという。

 工場の機械からは、串のような刃で細かく切ったひも状の金属が流れ出てくる(右の写真)。

 スリット加工した金属は、例えば携帯電話の液晶パネルの枠組みや、太陽電池のパネル間を結ぶ導線に使われている。

携帯電話やエアバッグを支える

 また携帯電話の本体と内蔵リチウムイオン電池とを結ぶ専用コネクターでは、国内生産の6割分を仲代金属が加工している。この部品は、ソニーや松下電池工業などに納入される。

 さらに自動車のエアバッグを作動させる導線にも仲代金属の技術が生きている。トヨタ自動車向けエアバッグ用導線をはじめ、そのシェアは世界で約4割に及ぶ。

 デジタル家電の進化だけでなく、安全性の確保にも貢献する。

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