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【日本を救う小さなトップランナー】
カサタニ(マグネシウム合金などの金属加工)

「レッツノート」守る剛性金属

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2008年12月22日(月)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。

* * *

2008年9月15日号より

軽量だが堅牢なマグネシウム。そのプレス加工で、薄くて強いノートPC作る。
松下製「レッツノート」やNEC製ノートパソコンに採用され、信頼を高める。
次世代の自動車エンジンとされる燃料電池向け部品開発も進む。

(宇賀神 宰司)

 100kgの衝撃にも耐え、重さはわずか1kg──。

 革新的なモバイルノートPCとして人気がある松下電器産業の「レッツノート」。特徴の1つは、外装部分にマグネシウム合金を使っていること。

 そのうち、液晶面の外装(天板)に使われるマグネシウムを加工成型しているのが、部品メーカーのカサタニ(大阪市)だ。独自のマグネシウム加工技術を持ち、レッツノートの10.4型液晶と12.1型液晶モデルの天板を一手に担っている。

加工前のマグネシウム板を手にする笠谷勝美社長。プレス加工機は独自の工夫を施している(大阪市の本社で)

加工前のマグネシウム板を手にする笠谷勝美社長。プレス加工機は独自の工夫を施している(大阪市の本社で)(写真:福島 正造、以下同)

 カサタニの本社工場では、A4判ほどのマグネシウム板が、ガシャン、ガシャンと次々とプレス(圧縮)されていく。マグネシウム板は複数のプレス機で1日に3500枚も生産できる。傍目には自動的にいかにも簡単に作られているように映る。

 しかし笠谷勝美カサタニ社長は「マグネシウムをプレス加工で量産できるのは日本の数社のみ。しかも複数回のプレスではなく1回でできるのはウチくらい」と胸を張る。

マグネシウム、薄さ0.5mmに

 マグネシウムは軽量にもかかわらず剛性に優れた金属素材だ。比重はアルミニウムの3分の2程度と軽く、剛性はプラスチック樹脂はもちろんのこと鉄よりも高い。

 マグネシウムの加工は、高温で溶かして鋳物で成型するダイカスト方式が主流だ。溶かして加工するため自由に形作ることができる。しかし、ダイカスト方式は一般的に金型の寿命が短く、加工後にバリが生じるためそれを除去する工程も欠かせない。

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