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前回の「成果主義が失敗した・・・」に対する読者コメントで改めて“サービス業”を考えてみた

これからの日本ではサービス業は逆風?

  • 山口高弘

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2008年12月24日(水)

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 7月に始まった連載も早5カ月が経ちました。本連載を始めるまでは、雑誌や本などの紙媒体を中心に意見を取りまとめさせていただいていました。発信した意見や情報に対して明確なご意見を直接頂く機会はあまりありませんでしたので、今回のWEB連載では読者の皆様からのご意見を非常にスピーディーに頂くことができとても参考になっております。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

連載の途中ではありますが…

 皆様から頂いた貴重なご意見を参考にさせていただきながら、連載の途中ではありますが、この連載を通じて現在考えていること、今後深く踏み込んでいきたいことについて少しだけ触れさせていただければと思います。

 この連載を通じてより強く感じていること。それを先に申し上げてしまうとすれば「サービス業でイノベーションをどのように仕掛けていくか」です。

これからの日本ではサービス業に逆風

 日本は、少子化の影響で、総人口が減少トレンドに入っています。また、国内の家計支出は長期トレンドとしては2010年をピークに減少局面に入ると見込まれています。内需の影響を受けやすいサービス業にとっては、このようなトレンドは逆風と言えると思います。

 このような環境に置かれたサービス業において、「サービス業の生産性」の議論に対して、読者の皆様から数多くのご意見を頂きました。

 特に第1回「ウソか本当か~「ニッポンの労働生産性が低いのはサービス業が悪いから」 と第19回「成果主義が失敗したいまだからこそ、社員が仕事に燃える理由を探す」に、多くの意見を頂きましたので、この2回で頂いたご意見を中心に今回は触れてみたいと思います。

 第1回で頂いた意見は次のように解釈させていただいております。

・ 今回の連載では日本のサービス業と大きな括りで議論されているが、そもそも“サービス業”といっても、業種や業態によって生産性は違うし課題は異なるのではないだろうか。

・ 労働生産性の定義がはっきりしないし、生産性を示すデータの妥当性に疑問がある。そのため生産性の水準を国際比較することはできない。

・ 日本のサービスの品質水準は高い。一概に国際比較して生産性が低いと断じるのは間違っている。

 まず、1つ目のサービス業の括り方についてですが、ご指摘の通りと感じております。私どもも、サービス業と一括りにする総論的な話題ではなく、業種別、業態別に輪郭をはっきりさせたうえで、今後は議論を進める必要があると思っています。

コメント4件コメント/レビュー

サービス業の生産性について、もう一つの視点が必要なのではないかと思いました。それは「客の視点」です。サービス業は株主や経営陣だけでなく客にもサービスをする業なのです。客に対して付加価値を付けていれば、株主に対して若干のサービスダウンは仕方ないことだと思います。(2008/12/24)

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いただいたコメント

サービス業の生産性について、もう一つの視点が必要なのではないかと思いました。それは「客の視点」です。サービス業は株主や経営陣だけでなく客にもサービスをする業なのです。客に対して付加価値を付けていれば、株主に対して若干のサービスダウンは仕方ないことだと思います。(2008/12/24)

この連載の力点は経済学ではなく経営学にあるということですね。経済学畑からすると、安易にイノベーションと言われてもすんなり理解はしがたいですが、サービス業のイノベーション論は他で拝見しないので、面白いものを見せてほしいところです。(2008/12/24)

製造業と比べて、サービス業でイノベーションといわれても正直ピンとこないですね。ただ、「豊富モデル」というワードには興味が沸きました。競争戦略って基本的に筆者のいう希少モデルですよね。サービス業で持続的に豊富モデルが実現されるための、一つ一つの企業戦略を超えた産業レベルの話も聞いてみたいところです。(2008/12/24)

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