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日本電産が脱帽した最強の中小企業(2)~“5つの数字”で問題発見

  • 中沢康彦

  • 永井 学

  • 齋藤訓之

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2009年1月29日(木)

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日本電産を率いる永守重信社長が「脱帽」した会社。「何がすごいって、利益率がとんでもなく高い。37期連続で35%を超えてます。何でそんなことが可能なのか。それは圧倒的な短納期という強みがあるからです。ウチもようけ(たくさん)エーワン精密さんから買うてますが、『ちょっと値段まけて』と言いたくても、よう言えへんのです(笑)」(永守氏)  *****

 売上高20億円余りの“町工場”なのに経常利益率は40%を超えている。

 しかも無借金で自己資本比率は90%――。

 完璧に近い結果を出す同社の経営は、非常にシンプルだ。

 「コスト管理」「人事管理」「時間管理」に全くムダがない。

 この「簡単な経営」はあらゆる中小企業の参考になる。このコラムは是非、最初から。  

 エーワン精密の創業者、梅原勝彦相談役は「数字には『裏』がある。それぞれの数字の裏の意味を読み取って、適切な手を打つことが、経営者の大切な仕事」と語る。

ウメハラの視点1 人件費: 手間のかかる仕事が増えていないか?

 人件費が増える原因は、大きく「社員を新しく採用した」か「残業代が増えた」かのどちらかだ。社員採用で増える分は、計画があってのことだから、特に問題視しない。

 残業代による人件費増の場合は、売上高との関係を見る。もし人件費増に伴って売上高が増えていれば、単純に注文が増え、現場が忙しくなったことを表している。あまりに社員の負担が増えているようであれば、新しく社員を採用することも視野に入れる。

 問題なのは「売上高が横ばい、または減っているにもかかわらず、残業代が増えた」という状況である。この場合、梅原氏は大いに問題視し、すぐに原因を探す。例えば、工場長などに次のような質問をする。

「最近、手間のかかる仕事が増えていないか?」

 特注品は通常品より製造に時間がかかり、残業が増えがちになる。もし特注品が増えているならば、「利益はきちんと取れているのか」を確認する。利幅が薄くて手間のかかる仕事ばかりが増えてしまうと、利益に影響するからである。

 さらに梅原氏は、こうした状況が一時的なものかどうかをチェックし、残業が減るなど問題解決の兆しが見えれば「良し」とする。だが、良くない状況が解消しなければ、手間のかかる特注品について、値段や納期の見直しを考える。

 このように梅原氏は、人件費のちょっとした変化から、「社員の負荷」「採用」「注文内容」「利益」などに考えを巡らせる。そして、起こり得る問題について仮説を立て、自分自身が納得できる答えを得るまで引き下がらない。利益を減らすような問題の芽が見つかれば、対策を打って早めに摘みとるのである。

ウメハラの視点2 材料費 :「作りすぎのムダ」で仕掛かり品などの在庫が増えていないか?

 材料費が伸びている場合も、売り上げの伸びと材料費の伸びが比例していれば、大きな問題はない。

 だが「売り上げが減っているのに材料費が増えている」という状況に対して、梅原氏は目を光らせる。

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川野 幸夫 ヤオコー 会長